MMA
レポート

【PFL】“絶対女王”ケイラ・ハリソンが16戦目の初黒星、UFCから転向アスペン・ラッドが、元Bellator王者ジュリア・バッドにスプリット判定勝ち

2022/11/27 02:11

UFCから転向、ラッドが元Bellator王者バッドにスプリット判定勝ち

 元Bellator世界女子フェザー級王者のジュリア・バッド(カナダ)が、元UFC4勝3敗のタイトルコンテンダー=アスペン・ラッド(米国)と対戦。

▼女子フェザー級 5分3R
〇アスペン・ラッド(米国)
[判定2-1] ※29-28×2, 28-29
×ジュリア・バッド(カナダ)

 MMA16勝5敗のバッドはBellatorでクリス・サイボーグに敗れた後に2連勝。PFLに参戦し、2022年5月の前戦でジナ・ファビアンに判定負け。ライト級から今回はフェザー級に戻しての参戦。夫のランス・ギブソンがセコンドにつく。

 対するMMA10勝3敗のラッドは、2022年4月の前戦「UFC273」でラケル・ペニントンに判定負け。PFL初参戦となる。

 1R、ともにオーソドックス構え。中央を取るバッドに、右回りのラッド。バッドは左ジャブから右ハイをブロック上に当てる。さらに左前蹴り。これを掴んだラッドが肩口まで持ち上げテイクダウン。ここに首投げを合わせたバッドだが、ラッドはバックを奪うと両足をフック。

 クロスに組んだ足をアンクルロックを狙うバッドだが、すぐに解いたラッドに、腰をずらして正対を試みるバッドは亀に。バックマウントから殴るラッドに、中腰になり前に落とそうとするバッドだが、その足も抱え込んで落とされないラッド。

 身体を伸ばされないように亀のままのバッド。背後の右腕を掴み前に落としたバッドが残り1分で上になるが、ラッドがバタフライスイープで上を取り返し! サイドから上四方で抑え込みながらヒザを突き、ゴングでラッドが初回をモノにした。

 2R、圧力をかけるバッドはワンツーも、その打ち終わりに組んだラッドが右を差して押し込み。体を入れ替えるバッドは四つからヒザ蹴り。さらに首相撲から左右のヒザを突く。左で差して押し込むラッドに体を入れ変えるバッド。なおも入れ替えるラッドがシングルレッグに切り替える。

 掴まれた右足をラッドの身体の横に出してあてて、右で小手に巻いて片足立ちで崩されないバッド。右足をマットに着くと左足でヒザを腹に突く。

 離れたラッドが右ボディ、左フック、クリンチのバッドは首相撲からヒザを突く。声を挙げて右フックを突くラッド。バッドは首相撲ヒザで応戦する。

 3R、先に中央に出て右から左ボディ、ワンツーで前に出るラッド。バッドは左前蹴り、右フックを当てるが、ラッドは下がらず、声を挙げながらボディから顔面と連打で前進。その首を掴み首相撲&ヒザ蹴りのバッド。

 ラッドはダブルレッグも、切ったバッドは離れる。ラッドの入りに首相撲を狙うバッド。ラッドはバックフィストが空振りも構わず前に出る。

 金網背にするバッド。ラッドがダブルレッグも差し上げるバッド。左を当てるラッドはそのまま金網までドライブも、クリンチからヒザを突くバッド。ラッドのスピニングバックフィストは空振りに。

 ラッドの伸びる左に金網を背にするバッドも首相撲からヒザ蹴り、ワンツーで応戦。打ち合い後のゴングに両者が揃って勝利をアピールした。判定はラッドが2-1のスプリットでバッドを破り、PFL初陣を勝利した。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア