後半最後にKOで仕留めたい
――次のソンチャイノーイ・ゲッソンリットについてはどのような印象がありますか。
「タイでの試合を見たことあるのですが、昨年9月に来日してNJKFのリングで塚本望夢選手から1Rに2回ダウンを取ってKO勝ちしいる試合映像を見て、物凄いパワーのある選手という印象を受けました」
――やはり警戒すべきはパンチですか?
「そうですね。あとはローも警戒しています。蹴りが速いですし、背は小さいですけど瞬発系のバネがありそうな身体をしていて、身長差を感じさせないような出入りの速い選手だなと。試合では相手のうまく攻撃をいなしつつ削っていき、今回は5Rあるので後半最後にKOで仕留めたいと思います。相手は塚本戦のように早期決着で来るのか、普通にムエタイスタイルで1R目は様子見で来るのか分からないので、どういう戦い方で来ても対応できるようにイメージしています」
――塚本選手はRISE軽量級のトップ戦線で活躍している選手だけに比較される部分はあるかと思います。意識していますか?
「意識というか、僕は純粋に試合を楽しんでファンには僕の試合に注目してほしい気持ちです。もちろんファンの方は比べると思いますが、僕はそんなに気にしていないです」
――練習では今一番何を強化していますか?
「相手はパンチが上手いので、そこに合わせる練習をしています。赤穂亮さんのボクシングジムに週一回、ラントレにも行ってスタミナを強化しているので、打ち合いの展開になっても対応できます。相手は大振りなのでそこにカウンターを合わせるイメージはしています」
――昨年3月のRIZINの白幡裕星戦で見せた電光石火のカウンターが見られそうですね!
「そうですね。ああいう勝ち方を狙います。あの時は相手がサウスポーで今回はオーソドックスなのでカウンターの形は変わると思いますが、狙っていきます。ハイキックのKOも華があってカッコいいと思うのですが、個人的にはボディで倒すのが好きなのでそこも狙っていきたいですね。今回、背は僕の方が少し高く、ヒジも狙いやすいかと思います。どの場面でも自分が優位な状況になるように頑張ります。最終的にどの技で倒すか楽しみにしていて下さい」
――今年はどういう1年にしたいですか?
「コロナが落ち着いたことでタイに行きやすくなり、また本場で活躍したい気持ちは強いです。クンスックレック選手とか向こうでも有名な選手をどんどん倒していき、ムエタイのトップはタイ人ではなく、吉成名高だと思わせるような活躍をします」
――最後、ファンにメッセージをお願いします。
「今回凄くパンチ力のある選手とやることで緊張感のある試合を展開できると思います。そこでもしっかり自分が倒し切るような試合をするのでぜひ注目して下さい」