K-1K-1
K-1
ニュース

【K-1】王座を失った朝久泰央、試合1カ月前に“粉砕骨折”していた「『王者は選手生命が絶たれても闘う』との我々の決断は愚行だったのかもしれません」(朝久館長)

2023/03/14 11:03
【K-1】王座を失った朝久泰央、試合1カ月前に“粉砕骨折”していた「『王者は選手生命が絶たれても闘う』との我々の決断は愚行だったのかもしれません」(朝久館長)

人差し指を粉砕骨折している右手で与座にボディブローを見舞う朝久(右)

 2023年3月12日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館で開催された『K-1 WORLD GP 2023~K’FESTA.6~』


 第20試合のK-1 WORLD GPライト級タイトルマッチ3分3R延長1Rで、挑戦者・与座優貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)に判定3-0(30-29×3)で敗れ、王座を奪われた朝久泰央(朝久道場)が約1カ月前に右手人差し指を“粉砕骨折”していたことが分かった。

 朝久の父であり、朝久道場の館長である朝久篤氏がレントゲン写真と共に自身のSNSにて明かした


【写真】セコンドに就いた朝久館長

 朝久館長によれば「2/7の練習中に右手人差し指粉砕骨折してしまい試合までの30日間懸命に努力して試合に臨みました(棄権して手術をするという選択は持ち合わせていませんでした)。しかし、鎮痛剤を服用しての試合には早くに限界がありました。『王者は選手生命が絶たれても闘う』との我々の決断は愚行だったのかもしれません。ダメージや代償は大きいものですが本日、九州に戻って手術なり最善の処置をして再び歩み出します。少し時間を要すと思いますがこれからも“九州のカマイタチ”朝久泰央を応援して頂けたら幸甚です」と、鎮痛座を服用して試合に臨んでいたという。


 朝久泰央は試合後のコメントで試合前の練習状況について聞かれると、「練習は…何を言っても言い訳にしかならないですけれど、会見でひと悶着あって自分は2Rくらいまでには倒せるつもりでいたし、言ったからには倒すつもりで練習していたんですけれど、手の骨が粉々になっちゃって。彼も怪我するくらいの練習をしていたと思いますし、自分は強気な発言とか本心で思っていますし、そういったはったりだけで倒せるつもりでいたのでアレですけれど。1R終わって正直イーブンかなと思って、彼の脚が壊れたのは分かったんですけれど2、3Rで痛み止めが切れたというか。倒せるつもりのパンチも打てなかったし。それが自分の力不足ですけれどね。何を言ったって結果は結果ですから。情けないです、本当に」と、試合前に手を骨折していたことを明かしていた。

 なお、朝久の発言を受けて右手を怪我していることを試合中に感じたかと聞かれた与座は、「いえ、特には」と答えており、対戦相手に気付かれることがない戦いぶりだったようだ。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント