MMA
インタビュー

【Bellator】トフィック・ムサエフ「キルクリフFCには、僕とは全く異なる戦いのスタイルを持っている選手がいる」「僕がチャンピオンと戦うべきだった」=3.10 ライト級WGP

2023/03/11 01:03

試合を少し変えるときが来た(ムサエフ)

 インタビュー後、ムサエフは3月8日に現地での会見に出席。直前の意気込みを語っている。そこでは、シャブリーについて、「僕らのスタイルは少し似ている。だからこそ、試合内容にも変化が生まれる」と新たな一面を見せる可能性を示唆した。

 また、2022年7月のBellatorデビュー戦で、当時1位だったシドニー・アウトローを27秒でKOしながら、一度は破っている王者パトリッキーへの挑戦権を得ることがなかったことについて、「僕がチャンピオンと戦うべきだった」と主張。

 続けて、「だから、GPで今度こそチャンスを得ることを楽しみにしている」と、勝ち上がれば必ず王座挑戦にたどり着くGPで頂点に立つことを誓った。

──強豪揃いのGPメンバーで、その厳しさに圧倒されたりはしませんか。

「いや、その代わり、モチベーションが上がる。この大会には多くのトップクラスの選手が参加しているので、モチベーションも上がるし、もっと上を目指したいと思わせてくれる。このような大規模なトーナメントに参加する機会を与えてくれたBelletorに感謝し、8人のなかに選ばれたことを光栄に思うよ。こうした大会に参加する、最初のアゼルバイジャン人であることに喜びを感じている。このイベント自体が私にとって歴史的なものであり、この機会を与えられたことを光栄に思う。

 僕にとって“初めてのGP”じゃないんだ。2回目のGPになる。これを機にBellatorの70kg級ファイターと、UFCの70kg級ファイターによるGPを実現させたい。エキサイティングだと思うし、いつかやってみたい」

──あらためて、想定練習などをしたうえで、対戦相手のアレクサンドル・シャブリーをどうとらえていますか。

「僕らのスタイルは少し似ている。だからこそ、試合内容にも変化が生まれると思う。全体としては、素晴らしい戦いになると思う。誰もが自分のプランを持っていて、僕も自分のプランを持っていて、それを実行するためにできることをするつもりだ。僕がここにいるために多大な役割を果たしてきたコーチに感謝したい。準備のために多大な努力をしてくれたチームメイトたちにも感謝したい。

 僕はこれまでのキャリアのなかで厳しい戦いをしてきたけど、いつもファイターとして素晴らしい個性を示し、勝つために必要なことを行ってきた。次の試合もそうことをするのが楽しみなんだ。試合を少し変えるときが来た。この試合が楽しみだ。素晴らしい試合だし、ファンのためにショーをするのが楽しみだ。自分の国を代表して戦うことを楽しみにしている」

──Bellatorデビュー戦で27秒KOしたことで、ファンに何かメッセージはありますか。

「もちろん、初戦をあんなに早く終わらせることができたのは最高の気分だよ。僕はファンのために素晴らしいショーを行い、ここの観客のために試合を終わらせたいと思っている。でも僕はあまり話すのが好きではないし、トーナメントに参加している他の選手たちのことは気にしない。最強で最高の選手になるためにここにいるんだから、あとは僕のファイトに任せよう」

──あの秒殺勝利後、パトリッキーの王座に挑戦したのはウスマンでした。

「僕はこの団体に来て、No.1コンテンダーと戦った。僕の意見では、僕はチャンピオンと戦うべきだった。その後、いくつかのことが変わり、ウスマン(ヌルマゴメドフ)がベルトを賭けて戦った。もちろん、Bellatorのベルトのために戦ったということを自分のレガシーにしたいと思う。だから、GPで今度こそチャンスを得ることを楽しみにしている」

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント