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【PFL】西川大和がレギュラーシーズン参戦! 元UFC&プロボクサーの強豪クレイ・コラードと対戦。日本人3選手が3週連続登場=4.14 ラスベガス

2023/03/07 11:03
【PFL】西川大和がレギュラーシーズン参戦! 元UFC&プロボクサーの強豪クレイ・コラードと対戦。日本人3選手が3週連続登場=4.14 ラスベガス

(C)PFL/GONG KAKUTOGI

 米国のPFL(プロフェッショナル・ファイターズ・リーグ)が、西川大和(西川道場・20歳)のレギュラーシーズン参戦を発表した。2023年4月14日(日本時間15日)ラスベガス・ザシアターヴァージンホテルズで開催される『PFL 3: 2023 Regular Season』で北米デビューし、元UFCでプロボクサーでもある、クレイ・コラード(米国・MMA21勝10敗)とライト級で対戦する。

 修斗世界ライト級王者の西川は、2022年10月にアブダビ開催の『UFC 280』でオクタゴンデビューの予定だったが、「複数の問題によりカードから除外する」ことをUFCが発表。契約関連の確認のためUFCからリリースされていた。2022年11月からタイのバンタオジムで3カ月強の長期合宿を行い、今回のPFL参戦となる。

“カシアス”の異名を持つコラードは、6歳でレスリングを始め、11歳でボクシングを始めた29歳の格闘エリート。

 2011年3月にプロMMAデビューすると13勝4敗1NCの戦績で、2014年8月にUFCに参戦。マックス・ホロウェイに3R TKO負け後、4カ月後にアレックス・ホワイトに判定勝ち。ガブリエル・ベニテス、チアゴ・トラターに判定負けでUFC1勝3敗でリリース。その後、MMAで4勝1敗をマークし、2017年にプロボクシングデビュー。プロボクシング9勝(4KO)6敗3分の戦績を持つ。

 2021年4月にPFLに初参戦し、いきなりアンソニー・ペティスに判定勝ち。ジョイルトン・ラターバッバにもスプリット判定勝ちで2連勝でプレーオフ進出を決めると、8月のハウシュ・マンフィオ戦で判定負け。

 ボクシングで2敗後に、再びPFL2022に参戦し、4月に元UFCのジェレミー・スティーブンスに判定勝ち。6月の前戦ではアレックス・マルティネスにスプリット判定負けしている。

 21勝中、10KO・TKO、3つの一本勝ちをマークしており、オーソドックス構えからシャープなジャブ、左右の蹴りも器用にこなし、際のダーティボクシング、ヒザなど近距離の打撃も巧み。MMAでは多くない頭を下げてのダッキングなどパンチディフェンスにプロボクシングのキャリアを感じさせるファイターだ。

 コラードは身長180cm・リーチ185cm、西川は身長170cmとライト級としては小柄ながらリーチが184cmあり、近い距離での打ち合いも辞さないコラードに対し、いかに立ちあうか。

 コラードはテイクダウンを許すものの立ち上がりにも長けており、2018年に現UFCのダリック・ミナーにリアネイキドチョークを極められて以降は一本負けしていない。スティーブンス戦では激しい打ち合いから一転ダブルレッグテイクダウン、ラターバッバ戦ではバックを取られてのヒザ十字、ガードからキムラを狙うなど寝技に付き合う時間もあり、西川にとっては組みの展開でリードを取りたいPFLデビュー戦だ。

 4月1日(日本時間2日)には、工藤諒司(TRIBE TOKYO MMA)のPFL第4戦(※2021年PFLフェザー級王者モヴィット・ハイブラエフと対戦)が決定済み。翌週の4月7日(日本時間8日)に東よう子(リバーサルジム新宿 Me,We)がマリナ・モクナトキナ(ロシア)と対戦。さらに、14日(日本時間15日)に西川のコラード戦と、3週連続で日本人選手が、北米で強豪と対戦することになる。

 そのほか出場選手も楽な相手はいない、のがPFLのリーグ戦だ。

 各階級のリーグ戦形式で行われるPFLの同級レギュラーシーズンは2試合。ポイントで上位4人に残ればプレーオフ進出。優勝者には100万ドル(約1億3600万円)の賞金が支払われるPFLで西川は優勝を目指す。

 今回のカード発表のリリースで、PFLのファイター・オペレーション・プレジデントで、元K-1ファイターのレイ・セフォーは、「私は世界中のMMAファンのために、ワールドクラスのファイターたちがすべてを賭けて戦う姿を見たいし、4月にラスベガスで開催される3つのイベントのそれぞれを楽しみにしています」とコメントしている。

『PFL 3』では、ウェルター級とライト級のカードが組まれ、ライト級では、2022PFLライト級王者のオリヴィエ・オバメルシエが、現同級王者のシェーン・バーゴスと対戦。

 さらに、2度のPFLライト級世界王者に輝いたナタン・シュルチが、2022年PFLライト級準優勝のスティーヴィー・レイと対戦。2021年PFLライト級王者ハウシュ・マンフィオは、PFLライト級準決勝に2度進出したアレキサンダー・マルチネスと対戦し、プレイオフへの復帰を目指す。また、元ACB・ACAライト級王者のアブドゥルアジズ・アブドウルアクヘヴァは、BRAVE CFライト級王者アフメッド・アミールと対戦するなど、強豪たちが初戦で鎬を削る。

 また、ウェルター級では、2022年PFLウェルター級王者サディブー・シーとヨルダン出身のジャラ・アル・シラウィの対戦が発表されている。

PFL 3 Full Card:
MAIN
Olivier Aubin-Mercier vs. Shane Burgos
Sadibou Sy vs. Jarrah Al-Silawi
Natan Schulte vs. Stevie Ray
Raush Manfio vs. Alexander Martinez
Shane Mitchell vs. TBA
Abdelaziz Abdulvakhabov vs. Ahmed Ami

PRELIM
Clay Collard vs. Yamato Nishikawa
Magomed Magomedkerimov vs. Don Madge
Carlos Leal vs. David Zawada
Magomed Umalatov vs. Dilano Taylor

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