秒殺KO勝ちしたものの、体重超過で減点などのペナルティを課せられていた木村
2023年3月5日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催された『KNOCK OUT 2023 SUPER BOUT “BLAZE”』にて、体重超過の上でKO勝ちした木村“フィリップ”ミノル(Battle Box)が、試合後にマニー・パッキャオとの対戦に名乗りをあげたことについて6日、RIZIN榊原信行CEOが「失礼だと思う。その前にウェイトを守れよ」とバッサリ斬り落とした。
前日計量で74.4kgで2.4kgオーバー。再計量でも73.75kgで1.75kgオーバーで計量を終え、「減点2」「+2オンスのグローブハンデ」「ファイトマネー減額」を言い渡されて試合に臨んだ木村は、KNOCK OUT-REDスーパーウェルター級王者クンタップ・チャロンチャイ(タイ/BTC GYM)を1R 0分32秒、左フックでKOに下し、マイクで「やりたいことがあって。パッキャオ選手が日本に来ると思うんですけれど、本当にパッキャオに勝つ姿を見たかったら俺が絶対に勝てると思うのでここに宣言します。やらせてください」と、パッキャオとの対戦に名乗りを上げた。
【写真】大会後の勝利者インタビューでもパッキャオ戦について語った木村
そのアピールを受け、榊原CEOは「まずウェイト(契約体重)が守れない時点で言う資格が無いと思います。まず、プロとしてやるべきことをやれる──そこの信頼が無い選手を、そんなスペシャルな選手(パッキャオ)と(組めない)。その前にウェイトを守れよと」と厳しい返答。
「2オンス、グローブが大きくなっても、その分がハンディキャップだとは僕は思っていなくて、その分、パンチが効きやすくなったりするので。全く評価していない。まず体重を守って、結果を出して、それからですよ。それも他団体の、KNOCK OUTの舞台で(RIZINのことを)言う話ではない。失礼だと思う。(リング上で)お詫びして『すみませんでした』と言って帰るしかない」と、現段階で候補に入れることは出来ないとした。