前田代表と親交のある格闘家が多く協力し、第1回大会を終えた(C)XSTREAM 1
XSTREAM 1
2023年2月19日(日)東京・ゴールドジムサウス東京アネックス
元キックボクシング王者・前田憲作プロデュースによる格闘技団体『XSTREAM 1(エクストリーム ワン)』の第1回アマチュア大会がゴールドジム サウス東京アネックスにて開催された。
キックボクシング、空手、ムエタイ、マーシャルアーツなど様々な立ち技ルールで全117試合を実施。5歳から64歳まで幅広い年齢層のアマチュア選手たちがリングで熱い戦いを繰り広げた。
【写真】3度目の対決を制したのはT-98
XSTREAM1の完全オリジナル競技「1分間高速ミドルキック連打チャレンジ」には、スペシャルゲストとしてカポエイラの達人・笹森智之氏(カポエィラ・テンポ笹森道場代表)、元ラジャダムナンスタジアム王者のT-98、元WKBA世界スーパーウェルター王者の緑川創、さらにはXSTREAM1オリジナルテーマ曲を手掛けた福原善勝氏もが登場。
まず当日リングアナも務めた福原氏が音楽アーティストとは思えない鋭い蹴りを見せると、次は笹森氏がカポエイラならではの“舞うような蹴り技”を披露し、場内の視線は一気にくぎ付けに。トリはムエタイ(T-98)vs.キックボクシング(緑川創)、同階級でこれまで2度対戦したこともある2人が3度目の一騎打ち。強靭な体幹で安定の連打を繰り広げるT-98に対し、わずか1週間前にシュートボクシングの海人を相手にハードな引退試合を行ったばかりの緑川が、ダメージを乗り越えどう対抗するかが注目されていた。
しかし、なんと30秒が経過したあたりで緑川がまさかの「出し尽くしたフリ」で蹴りを中断。するとそれまでリング上で静かに見守っていた和田良覚レフェリーがすかさず「FIGHTっ!」と競技続行を指示。その後は立ち技業界きっての名物レフェリーと、室田真宏リングアナのスーパー・ガチムチタッグに煽られ続け、緑川の1分間競技が無事終了。結果は 10回近い差でT-98の勝利に。2人は高校野球部の先輩・後輩でもあり、T-98は「なんとか先輩としての威厳が保てました(笑)」と満面の笑みでコメントした。