メインでKO勝利を飾った安保(左)と大会プロデューサーで代表の朝倉未来
2023年2月19日(日)千葉・幕張メッセで開催された『BreakingDown7』のメインイベント、第33試合無差別級スペシャルワンマッチ1分3Rで元K-1ヘビー級ファイターのシリル・アビディ(フランス)をKOした安保瑠輝也が、試合後コメントした。
安保は試合を振り返り、「ちょっとナメていましたね。ハンドスピードは落ちていなかったというか。身体の前後左右の動きはどうしても年齢によって落ちると思っていて、そこで勝負しようと思っていたんですよ。ただアビディ選手がめちゃくちゃ喧嘩ファイトをしてくれたというか。ずっと前に詰めてきてハンドスピードのあるパンチで、僕は15秒くらいで1回もらってクラっとなってそこからは試合の内容あまり覚えてないです。だから勝てて本当にホッとしました。思ったより5倍くらい強かったです」と、ギリギリの勝負だったと明かした。
今後もBreakingDownに参戦することはあるのかと聞かれると、「僕自身は正直1回限りのつもりで出させてもらったんですけれど、BreakingDownがどんどん大きくなっていますし、魅力的な大会になっていると思います。笑いでのし上がる人もいれば本気で格闘技を目指している人もいて。僕の試合を見てもらえれば分かると思うんですけれど、誰が見ても面白かったと思います。今後BreakingDownが僕に面白い選手を用意してくれるのならば考えさせていただきたいと思っています」と、再登場の可能性を示唆。
自身のYouTube動画では朝倉未来と戦いたいとの発言があったが、それについて改めて聞くと「正直いまはその気持ちはないです。BreakingDownに今後出ていくのであれば、未来さんの相手を探した時に(チャンスが)あれば未来さんとも戦わせてもらえればと思ったんですけれど、僕は立ち技の選手ですし、BreakingDownの舞台で『立ち技でやってください』というのもダサいので」と、発言は撤回するとした。
代わって「逆に、いま道としてはけっこう悩んでいる部分があってどこの頂点を目指していこうかなと悩んでいるんですよ。もし仮に今後MMAという道に進んだのであれば僕にMMAを教えて欲しいと思っています」と、これから何を目指すのかを悩んでいると言い、MMA転向を選んだら朝倉にMMAを指導してもらいたいと申し入れた。隣にいた朝倉は「押忍、押忍」と笑顔で了承。
チームのメンバーであるジョリーが、セミファイナルで啓之輔を判定4-1で破ったことについては「僕はジョリーが啓之輔選手よりも強いと思っていたので。ただ、あそこまで大口叩いて結果を出したプロセスは凄いなと思っています」と、ジョリーの有言実行を称えた。
また、前日会見に続いて平本蓮に関する質問も飛んだが、安保は「そいつはいいっすよ」と苦笑いでコメントを拒否した。