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レポート

【DEEP×BLACK COMBAT】大将戦で赤沢幸典がまさかの逆転TKO負け──「日本で叩き潰す」という佐伯代表に、ブラック代表は「弟が殴られて兄のRIZINは出て来ないのか?」

2023/02/15 14:02

組んで投げて削る赤沢だがフィニッシュできず

▼無差別級
赤沢幸典(Tristar Gym 日本館/Team Cloud)3勝5敗
チェ・ウォンジュン(MMA Story)5勝5敗

 DEEPの2勝2敗で迎えた大将戦。赤沢、ウォンジュンともに王座挑戦経験のあるコンテンダー。チームを勝利に導くのは、どちらか。

 先に入場の赤沢には“キングベアー”のコール。佐伯代表の前で一礼し、ブラック代表の前で中指を立てて見せる。

 ケージの上に乗り、腕組みをして待ち構える赤沢の前に、大歓声のなかウォンジュンが登場。最後の「無差別級戦」が始まった。向かい合うと体格差が際立つ両者。

 1R、ともにオーソドックス構え。赤沢は早々にダブルレッグテイクダウン。ウォンジュンの立ち際をボディロックし、持ち上げて後方に投げ。体格差を感じさせる動きを見せる。ウォンジュンの立ち際に左をこつこつ突くと、さらにボディロックしたままサイドに投げるが、力を使う展開。

 ウォンジュンは倒されてもすぐに金網に這い、上体を立てる。なおもボディロックで引き付けて、中央側へテイクダウンする赤沢は背中を着かせる。ハーフガードで半身になるウォンジュンに、左ヒジを落とす赤沢はマウント奪おうとするが、金網まで這うウォンジュンは立ち上がり。

 そこに右ヒザを突く赤沢は後方に崩してから頭をアゴ下に着けて固定し右ヒザ。しかし身体を立てて正対したウォンジュンは金網背にクリンチアッパーで反撃。打ち合いのなか右を空振りしながらも前進した赤沢は、ウォンジュンの右をもらいながらも胸を突いて押し倒し。

 後方に倒れたウォンジュンのニアマウントを奪いパウンドも、ウォンジュンもすぐに上体を立てるが、赤沢のリアネイキドチョーク狙いに、正対することで下に。

 赤沢はニアマウントからパウンド、ヒジ。フィニッシュのチャンスを迎える。しかし、ここも金網使い立つウォンジュンは左右を振って打撃戦を望む。そこに右ストレートを当てた赤沢が右で差して組んでゴング。

 赤沢はケージに両手をかけてスタミナが厳しいことを露呈する。コーナーに戻り、セコンドの白川裕規から「自信持とう。相手も疲れている。打ち合わずにタックル行こう。行けるから」と声をかけられ、大きく呼吸する。一方、ピンチを脱したウォンジュンもセコンドから「子供のことを考えて」と鼓舞される。

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