パウンドを落とす原口にレフェリーが間に入った。(C)ゴング格闘技/GRACHAN
GRACHAN 59 × BRAVE FIGHT 27
TFTホール500(東京都江東区有明3丁目6-11 TFTビル 西館)
GRACHAN放送局配信
▼第15試合 GRACHANライト級タイトルマッチ 5分3R
〇原口 伸(BRAVEGYM)第3代GRACHANライト級王者
[1R 3分57秒 TKO]
×小谷直之(ロデオスタイル)挑戦者
※原口が王座防衛
「GRACHANライト級タイトルマッチ」として、王者・原口伸(BRAVE GYM)に、ベテラン小谷直之(ロデオスタイル)が挑戦する。
原口は、2019年のレスリング全日本選手権でフリースタイル70kg級覇者。プロMMAは2021年11月の『VTJ』での岡澤弘太戦のバッティングによるノーコンテスト以外は4戦無敗。2022年3月の『GRACHAN53×BRAVE FIGHT26』での大宮優戦の大激闘が評判となり、2022年5月に植田豊との「GRACHANライト級暫定王者決定戦」で判定勝ちで暫定王座についた。
その後、正規王者・山本琢也が王座返上したことで、原口が正規王者となっている(※山本は1月15日の修斗に参戦し、山本健斗デリカットに勝利)。2022年11月の前戦ではグアムで行われた『Brawl International 2』に参戦。3連勝中だった韓国のキム・サンウォンを1R TKOに下している。
対する挑戦者・小谷は、元ZSTライト級王者。UFC、GRACHAN、修斗で活躍後、2020年9月のGRACHANで植田に判定勝ち以来のMMAとなる。グラップリングでは2021年7月のQUINTETで原口の師匠である宮田和幸とドローのため、直に肌を合わせている宮田から原口はどんなアドバイスを授けられるか。
1R、ともにサウスポー構え。先に小谷の左ローで身体が流れる原口だが右インローを返す。小谷の左ローに合わせてダブルレッグテイクダウンは原口。
そこにギロチンチョークを合わせようとした小谷だが、すぐに対角に跳んで首を抜く原口が上に。
オープンガードで下からリストコントロールで凌ぐ小谷に、手首を切って強いパウンドは原口! ニーシールドで足を効かせて蹴り上げから立とうとする小谷だが、その右足を掴んでいる原口は突き放されずついていくとすぐに寝かせる。
パウンドを受けながら亀から立ち上がろうとする小谷のスタンドバックで投げを狙う原口だが、小谷はケージを掴んで防ぐ反則。
そのまま試合は続き、ボディロックから崩す原口に、ガードの小谷はアームロック狙い。クラッチさせない原口はガードから両手首を掴むが、回して外す原口は強いパウンド!
さらにヒジも。亀になる小谷はパウンドの連打に動けず、レフェリーが間に入った。
1R 3分57秒 TKOで王座防衛の原口は、ケージのなかで「僕はUFC目指して頑張っているんで、『ROAD TO UFC』があるならフェザー級で出たいと思っています。僕が活躍することでGRACHANの強さを証明したいです」と語った。