2023年4月にRIZINフェザー級で朝倉未来(トライフォース赤坂)との対戦が決定した、前同級王者・牛久絢太郎(K-Clann)が28日、堀口恭司(アメリカントップチーム)と米国フロリダで合流した。
大晦日後、4週間日本に残っていた堀口は、米国帰国後、アメリカントップチーム(ATT)に1カ月間の出稽古に来ていた牛久と練習をともにした。
英語は「全く喋れない」という牛久だが、知人を通してATTマネージャーに連絡を取り、今回の出稽古の承諾を得て、単身フロリダに乗り込むことを決めたという。
牛久と階級は異なるものの、ATTに自身の名を冠したホールがあるほどATTで信頼を得ている堀口の合流は、牛久にとって大きな力となるだろう。
牛久は「堀口選手にお会い出来ました! 色々と細かく教えてくれる優しい方でした」とツイッターに記している。
練習2日目の朝11時からレスリングとグラップリングスパー、3日目朝はMMAスパーリング(5分5R)、夜はマイク・ブラウンコーチから壁レスリングの技術指導を受け、練習相手として元WSOF世界バンタム級王者でUFCからPFLに参戦中のマルロン・モラエスらとも肌を合わせた。
同地では、日本人選手との体格差を感じたという。
自身のYouTubeでは、「日本での1階級上の選手と練習している感じです。米国でフェザー級の選手といったら日本のライト級の選手くらいデカくて。バンタム級の選手はフェザー級選手くらい大きい。スパーで自分の体格に近い選手に声をかけて組むのですが、終わってみたら、“この選手バンタムだよな”ということがありました」と、通常階級上の選手が、試合では減量で階級を落として当日リカバリーして戦っている状況をあらためて語った。
そして、練習ではレスリング技術の高さを指摘、さらに「MMA」としてすべての動きを融合させて指導も行っているという。
「皆さんレスリング技術がすごくあるなと。クラスの内容もそうなんすけど、やっぱり打撃のクラスでもしっかりMMAに繋がる打撃というか、レスリングもしっかり、打撃からレスリングでバックまで回るとか、本当、MMAのレスリング、MMAの打撃にやっぱり動きが全部繋がっていて、そこはやっぱさすがだなと思いました。いろいろ技術とかもしっかり学べて、本当にすごくいい環境だなっていうのを改めて感じました」