福田「修斗時代から地方で一緒に頑張っていたので嬉しい」、宇田「自分は刺客なので」
▼宗明建設 Presents DEEPフライ級GP準決勝 5分3R
福田龍彌(MIBURO)
宇田悠斗(総合格闘技道場HOPE)
3番目の宇田悠斗(総合格闘技道場HOPE)が「自分は刺客なので」とあえて青コーナーに立つと、4番目の福田龍彌(MIBURO)が残る赤コーナーに立ち、セミファイナルの福田vs.宇田が決定した。
福田は一回戦で杉山廣平と対戦。1Rに反則のヒザ蹴りで「減点2」を受けながらも、ダウンを奪う攻勢で判定5-0勝利。2回戦でかつて敗れている安谷屋智弘に判定4-1で競り勝ち、準決勝に進出している。
宇田との対戦が決定した福田は、「4番を引いたときに、たぶん宇田くんと出来ると思ってなかったので、僕からするとなんか嬉しい感じです。修斗時代から地方で一緒に頑張っていたのもあるし、闘裸男で出来てもよかったようなカードを後楽園でやれると。でも、僕がDEEP代表して仕掛けは作るので、見ていてください」とコメント。
対する宇田は一回戦で、島袋チカラのダブルレッグに高速エルボー連打で1R TKO勝ち。2回戦で村元友太郎を左フックでダウンを奪ってのサッカーキックで1R TKO勝ちと、唯一連続1R KOをマークしている。
宇田は、「HOPEから来た宇田悠斗です。まあ、伊藤選手とやりたかったんですけど、仕方ない。福田選手やりましょう。決勝でやれることを望んでいるので、お互い頑張りましょう」と、決勝での伊藤との試合の実現を望んだが、そこで元練習仲間でもある本田が「俺、負けるの?」とポツリ。あわてて宇田は「いや、そんなことはない! そんなことはない。どちらが勝ってもやりましょう」と苦笑した。
DEEPの佐伯繁代表のキャラクターもあり、宇田の気合の入った正装を、「ちょっと宇田選手、だいぶ危ない恰好をしてるので、あれなのかな、四国の方はそんな感じなのかな? どちらかと言うと福岡の成人式のような感じで」といじるなど、これまで通り和やかな雰囲気のなかで進んだ抽選会だが、試合となると、実力者同士が互いのすべてをぶつけ合うハイレベルな名勝負が続出しているフライ級GP。
果たして、16選手のなかから最後の2人に残るのは誰になるか? 準決勝は2月11日、決勝は4月に予定されている。