パトリシオ「子供の頃からPRIDEを見ていたから、さいたまでの試合にすごく感動して感情のコントロールが難しかった」
──試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
「気分はとても良いです、強い相手に勝ててとても嬉しく思っています、日本に来れてとても嬉しいです」
──RIZINフェザー級王者のクレベル・コイケ選手と戦い、イメージと違う部分はありましたか?
「正直言ってとても難しかったです、実際彼は自分の攻撃をうまくかわしていて、思ったより難しい試合になりましたが、勝利できてよかったです」
──大晦日に、さいたまスーパーアリーナで試合をしたことについての感想を聞かせてください。
「子供の頃からPRIDEを見ていました、RIZINはPRIDEの次のイベントだと思ってますので、小さい頃からの夢である舞台に立てて嬉しく思っています」
──2023年の展望を伺えますか。
「2023年には、クレベル選手ともう一度戦いたいです」
──パトリシオ選手の入場曲が国歌であったこと、映像のなかでPRIDEのオマージュがたくさん入っていましたが、どんな思いでしたか?
「もちろん夢が叶って、すごく感動して感情のコントロールが難しかったです。小さい頃の思い出を思い出し、感動しました」
──AJの対戦相手であったRIZINライト級王者のホベルト・サトシ・ソウザ選手、同じくRIZIN王者フェザー級王者で、ご自身の対戦相手であるコイケ選手という同じボンサイ柔術の二人についての印象は?
「正直言ってクレベル選手はもっと簡単に倒せると思っていたのですが、とても強かった。攻撃も避けていたし、顔に前蹴りを当てられたりと、とても強い印象でした。最後は自分のほうが上だということを見せられて良かったです。サトシ選手はリードしていたと思います。試合をうまく進めていました。1R目も彼の方が上でした、2R目はよく見ていませんが、3R目もよく戦っていたと思います」
──真夜中にブラジルでも見てくれたファンにメッセージを。
「真夜中でも見てくれているブラジルのファンの皆さんありがとうございました。一生懸命練習してきた成果を見せられて嬉しいですし、夢を信じれば実現できることを見せられて嬉しいです。MMAは人生での大切な一歩を踏み出させてくれると思います。世界の反対にいる日本はもちろんBellatorもRIZINもそういうスポーツに価値を置いてくれています。対戦相手のクレベル選手はとても強かったので『おめでとう』と言いたい。呼んでくれて出場機会をくれた榊原(信行)CEOにも感謝を伝えたいです」
──今回、打撃で終始プレッシャーを与え、クレベル選手の寝技もカットし完封したものの、ノンタイトル戦としては慎重な試合運びだったとも思います。「クレベル選手ともう一度戦いたい」と言ったのは、どういう気持ちからですか?
「彼ともう一度戦いたい理由は、彼は自分の打撃をうまくかわし、自分は彼の寝技をうまくかわすことができました。対抗戦というこのような大きな大会で、自分たちの試合はチャンプvs.チャンプでしたが、この試合にはベルトがかかっていませんでした。大きなイベントですし、今度はベルトを賭けて戦いたいと思います」
──BellatorとRIZINのダブルタイトル戦にしたいと思っていますか?
「それぞれのタイトルを賭けて戦いたいです」
──クレベル選手に対し、事前のオッズでパトリシオ選手が圧倒的に有利だという数字が出ていたのに、競った試合になって驚いたかと思います。クレベル選手はBellatorでどのくらいのランクに位置すると思いますか?
「必ずトップクラスに入る選手です。自分は相手選手を見下したことはないのですが、自分のパンチを感じながら、うまく避けていた。彼の戦績を知って驚きましたが、私も27回もフィニッシュしている選手とは戦ったことがなく、彼がRIZINのチャンピオンであることにはそれなりの理由があると思います、だから、彼には本当におめでとうと言いたい」