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インタビュー

【RIZIN】平本蓮「朝倉未来は俺が更生させた」「大晦日『X』はあわよくばアーセンとやらせてくれという感じもあるけど」=会見全文

2022/12/29 21:12
【RIZIN】平本蓮「朝倉未来は俺が更生させた」「大晦日『X』はあわよくばアーセンとやらせてくれという感じもあるけど」=会見全文

(C)ゴング格闘技

 2022年12月31日(土)『湘南美容クリニック presents RIZIN.40』(さいたまスーパーアリーナ)の「RIZINスタンディングバウト特別ルール(ボクシングルール)」で、「X」(※当日発表)と対戦する平本蓮(剛毅會)が29日、個別インタビューに応じた。

 対戦相手の「X」について「あわよくばアーセンとやらせてくれという感じがあるので。アーセンだったら面白いけど……アーセンだったら、RIZIN本気で(アーセンを)潰しにきてますよね」と語った平本は、ボクシング練習の手応えとMMAでの応用の難しさも同時に語った。

 また、朝倉未来が、2月のBreakingDown出場を取り止め、「総合格闘技の練習に専念します」とツイートしたことについて、「俺が更生させた。やる気にさせた俺はあいつを救った。俺がいちばんの応援団長。よくアンチから『好きすぎだろ』とかくるけど、俺は人として(朝倉未来に)頑張ってほしいから喝を入れている」と朝倉の心変わりは自身の影響とした。

 さらに、「来年中にクレベル(コイケ)を倒してチャンピオンになって、あいつ(朝倉未来)を俺がチャンピオンとして迎え入れる立場になる。それで俺が『やらない』と言ったらお金でしてくれそう。YouTubeの収益で増えたお金を出してくれたら、俺がUFCに行く資金も出来る。僕的に完璧な計画」と2023年の未来図を描いた。

天心も大晦日何かやりたがっていたし、『逃走中』なんか出ないで、僕提案で『アーセンと天心のボクシング』を当日発表で

──試合を2日後に控えた心境は?

「今日最後の練習をして、急遽決まったボクシングスタイルを久々に調整して、しっかり仕上がったので、純粋に総合格闘技をやって足腰が強くなったので、パンチ力が比べものにならないくらい上がっているから試合が楽しみですね」

──「スタンディングバウトルール」のテーマは?

「テーマは『MMAに支障が出ないように怪我しなければいい』と思っています。エキシなので、来年の試合のために怪我なく終われたらいいなというのが一番です」

──対戦相手についてはすでに聞いているのですか。

「明日聞く感じですね」

──相手決まらずに調整の難しさはないですか。

「結構どの相手とやるときも自分の勝ちパターンは大体同じ。用意する武器は一緒かなと思いますね」

──顔の擦り傷は練習で?

「(ヘッドギアの)マジックテープが擦れて傷になってしまいました。全然(ダメージとは)関係ないです、よくある擦り傷です」

──クリスマスのPOP UPで写真に行列が出来ました。注目度の高まりは実感していますか。

「まだまだ違う。まだ喜ぶところじゃない。まだ足りないですね。もっと爆発したものを作りたいです。もっと頑張ろうと思います。ショボいなって。トラヴィス・スコット(※2021年11月、自身が手掛けたフェスで観客が将棋倒しに)とかライブで死者出るくらい来る。それくらいになりたい」

──インスタで那須川天心選手と榊原信行CEOとの写真をアップしていましたが……。

「天心は……いま言うっちゃうと絶対ないと思いますけど、天心も大晦日何かやりたがっていたし、社長も『何かやってくれ』と。『逃走中』なんか出ないで、と。僕提案で『アーセンと天心のボクシング』当日発表で(笑)」

──SNSで「Xは誰だ」大喜利で盛り上がっているのはどう感じていますか。

「嬉しいですね、普通に」

──アーセン選手との声が多いですが?

「あわよくばアーセンとやらせてくれと言う感じがあるので。アーセンだったら面白いけど……アーセンだったら、RIZIN本気で潰しにきてますよね(笑)」

──ボクシングシューズで練習もされていましたが、足の指の怪我のなかではあったほうが踏ん張れますか。

「シューズがあったほうがグリップとかも変わるので全然違いますね」

──MMAにとってプラスになる部分があるのでしょうか。

「MMAだとやっぱり打撃の交差する部分に関してはひとつの打撃が大事で、一瞬、一瞬が戦い。ボクシンググローブはあれが鎧、ブロッキングか可能になるので、全く違うものなります。

 ボクシングはボクシングで、久しぶりにグローブつけて、普段、オープンフィンガーグローブは軽くて、包まれている感じが気持ち悪いなって。でも十何年もやっていたので2日で慣れたけど、打ち方が変わるので。総合と違うので、純粋に楽しみにしてもらえたら。全然そのへんの変なヤツらよりうまいとは思います」

──いまのボクシングの練習が、これまで練って来た剛毅會空手を軸としたMMAと連動するかというと難しい部分もあると。

「目指すところが違うことになってくるから今やっていることは、本当にやろうとしたら真逆です。だから、『あくまでMMAでプラスになるように収穫ほしいよね』と、先生(岩崎達也宗師)とも話して、MMAに生きるボクシングという、そのへんをいかしたボクシングを見せられるんで、結構楽しい試合というか、いい感じの試合に。テクニック、パワー、自分自身も試合になってみないと分からないですけど。10オンスをつけて殴って。わからないけど楽しみ。階級的に8オンスじゃないんじゃないですかね」

──ボクシンググローブの手の感覚は?

「正直グローブ久々ではあるんですけど、でもやっぱ子供の頃からずっとやってるから、あんまり違和感はないですね。ただ、オープンフィンガーグローブの方が、今はすごい好きだなと思います。ボクシンググローブでは全然攻防が変わるので楽しみでもあって、当てる感覚も完全に戻っています。MMAを始めて力強くなって、パンチ力や足腰も変わっている。

 もともとパワーファイトはせずに中間距離で畳かけてラッシュして倒すタイプで、一発でなく連打を効かせるのを意識していたんでうが、今はしっかり一発で終わらせる力がある。最後は10代? あ、いや、芦田(崇宏)戦(2019年12月の『Bellator JAPAN』)があった。芦田戦以来なので、あのときより遥かに違うものを見せれるかなと思います」

──長谷川賢選手や弟の平本丈選手らがセコンドにつく姿は見ますが、今回は?

「いつもの弟と、父親が久しぶりにまたセコンドにつくのと、もう一人ボクシングのチャンピオンがつくかもしれないです。注目してほしいです」

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