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2022年12月28日(水)東京・両国国技館『INOKI BOM-BA-YE×巌流島 in 両国』(U-NEXT生配信)の「先鋒戦」巌流島特別ルールで対戦する、元Bellatorファイターのマーカス・レロ・アウレリオ(ブラジル)と、テコンドー全日本選手権13連覇の江畑秀範(日本)が26日、個別インタビューに応じた。
元UFCのガロア・ボファンド(英国)がビザ取得の問題により来日出来ず。変わって江畑が緊急参戦でアウレリオと「蹴撃」対決に臨むこととなった。
カポエイラの回転系の蹴りを武器に、MMAでもBellator参戦経験を持つアウレリオは、近年は映画『JADE』などに出演。約5年ぶりの巌流島参戦となる。今回の対戦相手が急遽変わったことについて、「当初のボファンドは背格好が自分と同じで77kg契約だったので、13kgほど随分絞ってきたのだけど、対戦相手が変更されて84kg契約となり、197cmの長身。急な作戦変更となる」と厳しい表情を浮かべた。
しかし、「もし路上で2メートルの相手に戦いを仕掛けられて『やりたくありません』と拒否は出来ないわけで、巌流島の初期の頃は無差別級でヘビー級の星風とも対戦した。やらなきゃいけないときはやるだけ」と決意を語った。
カポエイラ独特のジンガのリズム、ステップで間合いを詰めて、ときにマットに手を着いての蹴りも見せるアウレリオと、半身でフェンシングのように前後の動きが武器のテンコンドーの江幡の打撃戦にも注目が集まる、この試合。
身長176cmのアウレリオは、21㎝以上長身の江畑の顔に打撃が届くか? との問いに「ジャンプするよ」と笑顔。「顔のみならず、ボディは自分に近い。リーチやコンパスはステップによって無効となる。いろんな戦い方があるからやるだけだ。顔にも打撃を食らわせるよ」と自信を見せた。