▼第6試合 初代KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王座決定戦 3分5R延長1R
×新田宗一朗(クロスポイント吉祥寺)
KO 2R 1分55秒 ※3ノックダウン
○久井大夢(TEAM TAIMU)
※久井が初代王座に就く。
新田は空手、ボクシングを経て17歳からキックボクシングを始めた。アマチュア大会で20戦13勝6敗1分の成績を収め、2019年2月のPancrase REBELS Ring 1でプロデビュー。2021年9月のResistance 3の市村大斗戦まで10戦無敗の快進撃を続けたが、2021年10月のKNOCK OUTで力也戦に初黒星。2022年4月にはINNOVATIONスーパーフェザー級王座を奪取し、7月のRIZINで大雅と対戦するも判定負け。10月にはカミシロに延長Rで勝利して再起している。戦績は10勝(4KO)2敗3分。
久井はKNOCK OUTアマチュア・アダルト65kg優勝(2022年2月)、同60kg優勝(2021年8月)、同55kg優勝(2021年3月)の実績を持ち、4月大会でプロデビューしてKO勝ち。9月も向井貫太にTKO勝ちして戦績を2勝(2KO)とし、3戦目で今回の王座決定戦に大抜擢された関西のホープ。
1R、開始と同時にダッシュした久井は右フックを繰り出す。その後も前に出てインローを蹴り合い、ジャブを突く久井に新田は前蹴りと右ミドルで応戦。新田の右ミドルが決まる中、久井はそれに後ろ蹴りを合わせて場内をどよめかせる。
2R、新田の右ローを空振りさせた久井は飛び込んでの左ロングフックをヒットさせてダウンを奪う。ハイキックを叩き込み、新田の右ミドルにはジャブを伸ばして合わせ、右フックで再びダウンを奪う。パンチと右ミドルで応戦する新田だが、久井の勢いは止まらず、新田の右に久井が左フックを被せて3度目のダウンを奪いKO勝ち。プロわずか3戦目にして王座に到達した。
久井はマイクを持つと「3戦目の僕にこんなチャンスくれてありがとうございます。新田選手は応援が多くてリングの外でも人が集まってくると思って見習わないといけないと思いました。これからの格闘技界は久井大夢です。そしてKNOCK OUTです。僕がKNOCK OUTを大きくして、いろいろな選手がいると思いますが、KNOCK OUT出たい、久井大夢と戦いたいと言われる選手になります」と高らかに宣言した。