計量をオーバーした小林(右)は憔悴しきった表情と目の下にはクマができていた
2019年7月5日(金)東京・後楽園ホールで開催される『RISE 133』の前日計量が、4日(木)14:00より都内で行われた。
今大会では4人制のRISE QUEENミニフライ級(-49kg)王座決定トーナメントが開幕。第5試合で寺山日葵(TEAM TEPPEN)vs後藤まき (RIKIX)、第6試合で小林愛三(NEXT LEVEL渋谷)vs佐藤レイナ(team AKATSUKI)が組まれている。
計量は寺山が48.65kg、後藤が48.4kg、佐藤が48.65kgで一発クリアー。しかし、小林が51.15kgでリミットを超過し、2時間後の再計量も50.9kgでパスできなかったため、明日12:30の最終計量に臨むこととなった。
小林はMuayThaiOpen女子フライ級王者の肩書きを持ち、KNOCK OUTの女子エースとして活躍してきた23歳。2018年7月にシュートボクシングのリングで強豪イリアーナ・ヴァレンティーノ(イタリア)にダウンを奪われ判定負けしたものの、2019年4月にはKNOCK OUTのリングでリベンジを果たした。今回は満を持してのRISE初参戦であったが、2.15kgの計量超過により暗雲が立ち込めることとなった。
対戦相手の佐藤はNJKFミネルヴァ・アトム級1位の実力者で、REBELS王者の良太郎を師に持つ19歳。RISE初参戦となった昨年6月の試合では、那須川梨々に敗れはしたものの、気迫あふれるファイトで会場を大いに沸かせている。
会見に出席した佐藤は「今はまだどうなるのか分かりませんが、試合ができれば、やってきたことをしっかり出したいと思います。無名なので『佐藤レイナ』と『team AKATSUKI』の名前をしっかりと知ってもらえるように頑張りたいです」と、緊張の面持ちで意気込みを語った。
なお、RISEの規約では、選手が前日の再計量をパスできなかった場合、ファイトマネー没収のペナルティが課され(3kg以上の体重超過は失格となり、ファイトマネー全額没収と別途違約金が発生)、相手選手とその所属ジム、そして主催者が認めた場合のみ、当日計量の機会が与えられる。
また、その選手が当日計量もパスできなかった場合、2kg以上の超過で失格、1kg以上2kg未満の超過で1点減点とグローブハンデが設けられることになる。
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