GSPも祝福! ライト級はオバメルシェが元UFC対決を制し、カナダ人初のPFL王者に
MMA16勝5敗、元UFCのオリヴィエ・オバメルシェ(カナダ)は、2019年7月の「UFC240」でのアルマン・ツァルキヤン戦の判定負け後、PFLでマルチン・ヘルドに勝利するなど5連勝中。2022年は4月にナタン・シュルト、6月にラシュ・マンフィオ、8月にアレックス・マルティネスにいずれも判定勝ちで決勝に進出した。
MMA25勝10敗のスコットランドのスティービー・レイも元UFC。2019年6月にレオ・サントスにTKO負け後、同年10月にマイケル・ジョンソンに判定勝ちし、ポラリスを経てPFLに参戦。マルティネスに判定負けも、アンソニー・ペティス相手に6月に変形ツイスター、8月に判定勝ちで2連勝。決勝行きを決めた。
▼ライト級決勝 5分5R
〇オリヴィエ・オバメルシェ(カナダ)
[2R 4分40秒 KO]
×スティービー・レイ(英国)
1R、ともにサウスポー構え。中央を取るオバメルシェに左右にサークリングするレイは左の飛び込み。圧力をかけるオバメルシェは左ストレート。さらに左ローでレイのバランスを崩す。
オバメルシェの打撃を掻い潜り、両ワキを差してボディロックし押し込むレイ。ヒザを突くが、差し返したオバメルシェが離れ、左カーフを3発。頭を下げての左フック、右と打ち込む。レイは左オーバーハンドは空振り。オバメルシェは左カーフでレイに尻餅を着かせる。
オバメルシェのワンツーの打ち終わりに組んだレイは押し込み。体を入れ替えたオバメルシェが離れて、再び左ローでレイにマットに手を着かせる。レイは右後ろ回し蹴りも空振り。左オーバーハンドもブロックし、その入りに右を合わせに行く
2R、右ジャブ、左ストレートを突くオバメルシェ。途中で躊躇したような左ハイを蹴るが、それを肩口で掴んだレイがスタンドバックに。持ち上げスラムして両手をマットに着かせた際でバックに。
シングルバックから4の字ロックに移行したレイ。バックからリアネイキドチョークを狙うが、首を守るオバメルシェに背後から細かく殴るレイ。
上体を起こし、片ヒザを着いてレイを背負って立ち上がったオバメルシェは、レイの右手を掴んで脇を潜り、正対に成功し、離れる。
左ローを当てるオバメルシェ。レイの左ローをかわして、左ローを突くと、レイはワンツー。ブロックするオバメルシェは左ローを当て、右ジャブ。左フック。これはかわしたレイ。オバメルシェは左ハイ。ブロッキしたレイはオバメルシェを追うが、右を出したところにオバメルシェ右フック!
後方に大の字に倒れたレイを見て、レフェリーが試合を止めた。
PFL6連勝でライト級優勝を決めたオバメルシェは歓喜。「クレイジーな経験だ。みんな出来ないと言ったけど、やった。自分を誇りに思う。次はモントリオールかケベックでPFLを開きたい。ケベックに行こうぜ」と語り、レイ・セフォー代表、ジョルジュ・サンピエールらと記念撮影に収まった。
Muhammad Ali’s grandson is fighting in the @PFLMMA and he just absolutely flatlined some poor soul pic.twitter.com/AG8Aqlmyus
— Barstool Sports (@barstoolsports) November 25, 2022