ヘビー級はミルコ門下生デリアが初のクロアチア人チャンピオンに
クロアチアのアンテ・デリアはMMA22勝5敗。2018年5月の「RIZIN.10」ではKSWのリカルド・プラセルに判定勝ち。柔道ベースで、石井慧、ミルコ・クロコップとも練習経験を持つ。Gladiator Croatiaジム所属。2014年以降は、現UFCのマルチン・ティブラ、PFL王者のブルーノ・カッペローザ以外には負けていない。
対するシェフェルは、MMA17勝8敗。PFLではカッペローザに判定勝ちし、フアン・アダムスに3R TKO勝ちも、4月のPFL初戦でデリアに2R KO負けを喫している。
▼ヘビー級決勝 5分5R
〇アンテ・デリア(クロアチア)
[1R 2分50秒 TKO] ※左フック→ラッシュからパウンド
×マテウス・シェフェル(ブラジル)
1R、ともにオーソドックス構え。左ジャブから左ボディストレートを突くデリア。シェフェルも左ジャブ。前足が当たりそうな近い間合いから、ワンツースリーとコンパクトに打ち込み徐々に圧力をかけるデリア。
デリアのワンツーに大きく右を振るシェフェルだが空振り。構え直して左フックをガード上に当てて前進。デリアも左ジャブのダブルを返すと、ワンツーの右をガードの真ん中に突く。少し下がったシェフェルは右から左。同じくそこに右から左を振るデリアの左と交錯する。
ジャブを突いてからヒザ着きのダブルレッグに入るデリアは、右で差して金網まで押し込み、左手で腿に鉄槌も、離れるシェフェル。互いの右から左が相打ちのタイミングでシェフェルにヒット!
下がるシェフェルにデリアは詰めると金網背にガードを固めるシェフェルに左右の速射砲ラッシュ! 右ストレートをアゴに浴びたシェフェルがダウンし、デリアのパウンド連打にレフェリーが間に入った。
デリアはクロアチア人ファイターとしてヘビー級初優勝。優勝賞金100万ドル(約1億4000万円)を獲得。レイ・セフォーからベルトを受け取ると「2カ月、家から離れている。ようやく家に帰れる。妻と家族に感謝している。手術をしてハードな日々だったけど、今夜、ここに戻ってきた。素晴らしいことだ」と語った。
REDEMPTION FOR ANTE DELIJA! HE IS NOW THE 2022 PFL HEAVYWEIGHT WORLD CHAMPION!
— PFL (@PFLMMA) November 26, 2022
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