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【PFL】フェザー級名勝負! ラウネーンがジェンキンス下し優勝、ライト級はオバメルシェがカナダ人初優勝でGSPも祝福。ヘビー級でデリア、LHでウィルキンスが4試合連続フィニッシュ戴冠

2022/11/27 15:11

ヘビー級はミルコ門下生デリアが初のクロアチア人チャンピオンに

 クロアチアのアンテ・デリアはMMA22勝5敗。2018年5月の「RIZIN.10」ではKSWのリカルド・プラセルに判定勝ち。柔道ベースで、石井慧、ミルコ・クロコップとも練習経験を持つ。Gladiator Croatiaジム所属。2014年以降は、現UFCのマルチン・ティブラ、PFL王者のブルーノ・カッペローザ以外には負けていない。

 対するシェフェルは、MMA17勝8敗。PFLではカッペローザに判定勝ちし、フアン・アダムスに3R TKO勝ちも、4月のPFL初戦でデリアに2R KO負けを喫している。

▼ヘビー級決勝 5分5R
〇アンテ・デリア(クロアチア)
[1R 2分50秒 TKO] ※左フック→ラッシュからパウンド
×マテウス・シェフェル(ブラジル)

 1R、ともにオーソドックス構え。左ジャブから左ボディストレートを突くデリア。シェフェルも左ジャブ。前足が当たりそうな近い間合いから、ワンツースリーとコンパクトに打ち込み徐々に圧力をかけるデリア。

 デリアのワンツーに大きく右を振るシェフェルだが空振り。構え直して左フックをガード上に当てて前進。デリアも左ジャブのダブルを返すと、ワンツーの右をガードの真ん中に突く。少し下がったシェフェルは右から左。同じくそこに右から左を振るデリアの左と交錯する。

 ジャブを突いてからヒザ着きのダブルレッグに入るデリアは、右で差して金網まで押し込み、左手で腿に鉄槌も、離れるシェフェル。互いの右から左が相打ちのタイミングでシェフェルにヒット!

 下がるシェフェルにデリアは詰めると金網背にガードを固めるシェフェルに左右の速射砲ラッシュ! 右ストレートをアゴに浴びたシェフェルがダウンし、デリアのパウンド連打にレフェリーが間に入った。

 デリアはクロアチア人ファイターとしてヘビー級初優勝。優勝賞金100万ドル(約1億4000万円)を獲得。レイ・セフォーからベルトを受け取ると「2カ月、家から離れている。ようやく家に帰れる。妻と家族に感謝している。手術をしてハードな日々だったけど、今夜、ここに戻ってきた。素晴らしいことだ」と語った。

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