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2022年12月25日(日) 横浜武道館で開催される「PANCRASE 330」でバンタム級王座初防衛戦に臨む予定だった中島太一(ロータス世田谷)が練習中の怪我で欠場。代わりに同級6位の田嶋椋(OOTA DOJO)が、1位のTSUNE(リバーサルジム新宿Me,We)と「バンタム級 暫定王者決定戦」を争うことになった。
▼PANCRASEバンタム級 暫定王者決定戦 5分5R
TSUNE(リバーサルジム新宿Me,We)1位・18勝11敗4分
田嶋 椋(OOTA DOJO)6位・2022年NBT同級優勝&MVP・6勝1敗
※中島太一は怪我で欠場
欠場の第4代王者・中島の初防衛戦は延期となり、横浜大会での暫定王者決定戦で、1位・TSUNEの相手に抜擢されたのは、2022年10月にネオブラ優勝とMVPを獲得した23歳の田嶋椋。
2021年5月の『格闘DREAMERS』で齋藤奨司に一本勝ちするなど、MMA6勝1敗の田嶋は、2021年9月に現在『Road TO UFC』を勝ち上がっている風間敏臣戦が唯一の黒星。以降、サイバー遼、水永将太、鬼神光司、上田祐起を相手に4連勝でネオブラを制している。
得意の寝技に加え、試合のなかで打撃、ケージレスリングに挑むなど、1戦毎に実力を付けて来た田嶋は、1年のうちにネオブラ優勝&MVP、そして暫定のベルトすらも手にするシンデレラ・クリスマスを成し遂げるか。
対するTSUNEは、田嶋より10年多いキャリアを持つ。2011年にプロデビューし、DEEPを主戦場に4連勝(2分)と快進撃も、2014年から2015年にかけて3連敗で、2015年12月からPANCRASEに参戦。6勝2敗と好スタートも、WLF後に金太郎、アラン“ヒロ”ヤマニハ、春日井寒天たけし相手に3連敗と厳しいキャリアを過ごした。
しかしその後、鬼神光司を1R リアネイキドチョークで極めると、平田丈二と井村塁に判定勝ち、2022年9月の前戦では平岡将英を1R リアネイキドチョークで極めて再び4連勝をマークしている。
豊富なキャリアに裏打ちされたMMAで、新鋭・田嶋を退け、暫定王座に就くか。