アンデウソンは約1億5千万円を獲得か
パンチも蹴りも組みもあるMMAのなかで、達人の動きを見せてきた“レジェンド”は、2つの拳のみで戦うボクシングでも47歳とは思えない動きで大観衆の前で戦った。
また、UFCを引退し、今後の動向が注目されているネイト・ディアズが会場に訪れたことについて、ジェイクは「ネイト・ディアスはクソだ。クソはやめて戦え。それからカネロ(アルバレス)もだ。俺はたった今、レジェンドを倒した。なんでお前らを倒せないことがある? 誰でも、いつでも、どこでも(やる)。もし自分が水の上を歩いていたら、人は、俺が泳げないのだと言うのだろう。誰にも、何かについて『お前にはできない』なんてことは言わせない」と、あらためて対戦を要求した。
なお、元UFCミドル級のユライア・ホールは、元NFLピッツバーグ・スティーラーズのランニングバックであるレヴィオン・ベルと共にプロボクシングデビュー戦を戦い、ホールが4R判定3-0(40-36×3)で完勝している。
現地報道によれば、ジェイクはアンデウソンとの試合で、150万ドル(約2億2千万円)のファイトマネーに加え、PPVで発生するインセンティブも獲得。約5億9千万円を手にすると推定されている。ジェイクはベン・アスクレンとの試合で60万ドル(約8千万円)、タイロン・ウッドリーとの2戦で600万ドル(約8億8千万円)近くを獲得したとされており、その金額は試合毎に増加している。
今後も格闘技界のビッグネームと、著名YouTuber、レジェンドボクサーらとのボクシングによる“マネーファイト”は増加するだろう。視聴者がそれに慣れるまで、PPV件数はどのように推移していくか。そして“ほんとうのボクシング”にどれだけファンは増えるか。今回のジェイク・ポール戦でアンデウソン・シウバは100万ドル強(約1億5千万円)のファイトマネーを手にしたと報道されている。