▼第11試合 スーパーファイト K-1フェザー級 3分3R延長1R
〇西京春馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第3代K-1 KRUSH FIGHTフェザー級王者)
KO 3R2分23秒 ※左ヒザ蹴り
×ホルヘ・バレラ(スペイン/Team Jesus Cabello/K-1 WORLD GP第2代フェザー級王座決定トーナメント第3位)
回転の速いパンチとローキックのコンビネーションを武器とし、2018年6月の「第2代K-1フェザー級王座決定トーナメント」では一回戦で小澤海斗を得意のパンチでマットに沈め、準決勝でも村越優汰から右ストレートでダウンを奪い、鮮烈なK-1デビューを果たした。2019年3月の『K'FESTA.2』では芦澤竜誠から得意のパンチで3度のダウンを奪いKO勝利。今回が3度目の来日となる。
1R、バレラが右ボディを打ってきたところへサウスポーの西京が右フックを合わせてダウンを奪う。立ち上がるとバレラは右ストレートで反撃。ダメージは感じさせないバレラが左右のストレート、フックで前へ出る。西京は左ミドルを強く蹴り込んだ。
2R、西京は左のロー、ミドル、三日月蹴り、ハイキックを蹴り分け、バレラのパンチに対抗。西京は左フックを顔面とボディにも打ち分ける。左右ストレートで突っ込んでくるバレラだが、距離を支配している西京はクリーンヒットを許さない。打っては離れ、蹴っては離れる西京にバレラは空振りを繰り返す。
3Rもジャブと前蹴りで試合を作る西京。時折、強打の左ストレート、右フックもヒットさせる。左ミドルとヒザでボディを攻め、バレラが前に出るとさっとかわす西京。バレラが前に出て頭を下げたところへ西京が左ヒザを突き上げ、バレラは豪快にダウン。西京が鮮やかなKO勝ちを飾った。
西京はマイクを持つと「やっといい形で勝つことができました。これから何の試合組まれるか分からないけれど、リベンジマッチをひとつひとつ勝って、チャンピオンと横浜アリーナで試合をしたいです」とアピールした。
▼第10試合 K-1 WORLD GP 2019スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント準決勝(2) 3分3R延長1R
〇武居由樹(POWER OF DREAM/K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者)
KO 1R1分41秒 ※2ノックダウン
×玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス/元NJKFバンタム級王者)
※武居が決勝戦へ進出。
1R、玖村は1回戦で負った顔の傷が痛々しい。サウスポーの武居は細かいステップを刻みながらパンチの連打を繰り出す。武居の右フックに玖村が大きくバランスを崩し、そこへ武居がラッシュ。右アッパーを連続で突き上げ、ハイキックの空振りからバックハンドブローでダウンを奪う。
玖村が立ち上がると武居はアッパーを突き上げ、連打を決めていく。反撃しようとした玖村に右フックを叩き込み、2度目のダウンを奪って1回戦に続く1RでのKO勝ちで決勝戦進出を決めた。
▼第9試合 K-1 WORLD GP 2019スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント準決勝(1) 3分3R延長1R
〇玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス/K-1 KRUSH FIGHTスーパー・バンタム級王者)
判定3-0 ※30-26×3
×サンベル・ババヤン(アルメニア/OMKE 54kg&WKN 53.5kgスペイン王者)
※玖村が決勝戦へ進出。
1R、ガードを上げて前に出てくるババヤンに玖村はジャブと前蹴り。右ローと左右のヒザもヒットさせる。距離の長い攻撃を使ってババヤンを入らせない玖村。右の前蹴りにババヤンの身体が丸まり、そこへ連打してダウンを奪う。
玖村はラッシュをかけるがババヤンも左フックとハイキックで反撃。このラウンドを持ちこたえた。
2Rも前に出るのはババヤン。玖村はジャブと前蹴り、右ローでやはりババヤンを近付けさせない。前蹴りで突き飛ばしてヒザを突き刺す、さらに左三日月蹴り。ババヤンを寄せ付けずに自分のペースで試合を運ぶ玖村。
3Rも玖村がジャブと前蹴り、右ロー、右ストレートと距離の長い攻撃を当てに行き、ババヤンが下がるとヒザ蹴りを突き刺す。ババヤンは入り込んでローとフックを繰り出すが、距離があって空を切る。前蹴り連打でババヤンを下がらせる玖村。ババヤンのフックをもらう場面もあるが、ヒザ蹴りとローで圧倒的な手数を出して攻め続け、玖村が完勝で決勝進出を決めた。