(C)PANCRASE
2022年12月25日(日)横浜武道館で開催される「PANCRASE 330」の追加カードが続々と発表されている。
王者・猿飛流(リバーサルジム川口REDIPS)に鶴屋怜(パラエストラ松戸)が挑戦するフライ級王座戦(5分5R)に加え、ハファエル・シウバのMMA引退により、第4代王者バンタム級王者となった中島太一(ロータス世田谷)にTSUNE(リバーサルジム新宿Me,We)が挑戦するバンタム級王座戦(5分5R)も決定。
さらに5カードの追加と出場予定選手として、伊藤盛一郎(リバーサルジム横浜グランドスラム)の参戦が発表されている。
▼フェザー級 5分3R
透暉鷹(ISHITSUNA MMA)暫定王者・9勝3敗
パン・ジェヒョク(KOREAN TOP TEAM)10勝6敗
7月大会で亀井晨佑にネックロックによる一本勝ちで涙のフェザー級暫定王者に輝いた透暉鷹(ISHITSUNA MMA)が、ワンマッチで韓国のパン・ジェヒョク(KOREAN TOP TEAM)と対戦する。
2021年10月から4連勝中、2022年は無敗の暫定王者・透暉鷹はプロでは初の国際戦。
対戦相手のパンは、MMA10勝6敗。過去FightingNEXUSで4度、来日経験があり。2018年8月に小森真誉にリアネイキドチョークで一本勝ち後、2019年7月に現修斗ライト級王者の西川大和に3R TKO負けも、以降はMMA7勝2敗。キックでも1勝を挙げている。
2022年8月の前戦では「Double G FC 13」でDouble GFC暫定フェザー級王座決定戦をパク・チャンスと戦い、判定負けで王座戴冠を逃しているが、左のジャブ・ストレート、右フックに自信を持ち、2KO・TKOを記録している。
透暉鷹が2022年を4戦無敗で締めくくるか、それともBRAVE CFで国際戦経験も持つKOREAN TOP TEAMのジェヒョクが暫定王者を下すか。
▼フェザー級 5分3R
田村一聖(IJC)14勝11敗・5位/第6代フェザー級K.O.P.
Ryo(RINGS)4勝3敗・6位/第3代THE OUTSIDER 75-70kg王者
透暉鷹vs.ジェヒョクと同じくフェザー級で元王者・田村一聖が2022年2戦目で、前田日明の愛弟子・Ryoと対戦する。
田村の前戦は4月に天才児・三宅輝砂相手に3-0の完封勝利。アキラ戦、中田大貴戦の2連敗から復活を遂げている。一方、Ryoは2021年5月に透暉鷹に逆転一本勝ち後は、中田大貴に判定負け、岩本達彦に一本負け、遠藤来生にKO負けと3連敗の泥沼状態。このままズルズルとランク外に落ちないためにも白星を掴みたい。
▼フェザー級 5分3R
高木 凌(パラエストラ八王子)#9位・4勝
新居すぐる(HI ROLLERS ENTERTAINMENT)13勝12敗
高木凌はフェザー級4連勝で3KOと注目の存在。2020年アマチュアパンクラス西関東選手権ライト級優勝から、2021年9月のプロデビューで漆間將生に1R KO勝ち。同年12月に斎藤拓矢も1R KOに下すと、2022年4月に渡辺謙明に判定勝ち。7月に林優作を1R KOに下している。
対する「アームロッカー&ティックトック王子」の新居すぐるは、RIZINで中村大介に1R 一本負け後、山本空良に1R TKO負けで、PANCRASEに参戦。2019年11月の田中半蔵戦(スプリット判定負け)以来となるPANCRASE7月大会で、ハンセン玲雄をキムラロックに極めて復活を遂げている。
高木が若さで2022年を疾走し終えるか、苦労人・新居が寝かせて極めるか。