2022年12月25日(日)に横浜武道館で開催される『PANCRASE 330』で、フライ級キング・オブ・パンクラス・チャンピオンシップが正式決定。
王者・猿飛流(リバーサルジム川口REDIPS)に、プロMMA5戦無敗の鶴屋怜(パラエストラ松戸)が挑戦することが6日、発表された。
▼PANCRASEフライ級選手権試合 5分5R猿飛流(リバーサルジム川口REDIPS)王者・11勝3敗鶴屋 怜(パラエストラ松戸)挑戦者・5勝
9月11日の『PANCRASE 329』で、フライ級1位の上田将竜(G-face TEAM緒方道場)を1R 2分33秒、パウンドによるTKOで下した鶴屋は、ケージのなかで「1Rで勝てて良かったです。猿飛流選手いますか? 12月、ベルトをかけて僕と戦いましょう」とフライ級王座挑戦をアピール。ケージインした猿飛流は「お願いします」と返答。鶴屋は「12月横浜で、クリスマスなんですけど僕の試合を観に来てください」と語っていた。
大会後、猿飛流はあらためて「怜くんはこれから日本を背負っていくような選手。だけど堀口選手がUFCにいく前に上田将勝さんが唯一黒星をつけたように、僕もそんな上田さんのような立場になりたい。それが自分の役割だと勝手に思ってます! 自信はないけれど、怜くんがUFCにいく前に一度だけ負けを経験してもらいます」と、無敗の新鋭に土を着けると宣言した。
猿飛流は、2021年5月のフライ級暫定王者決定4人トーナメントBブロックで上田将竜にスプリット判定で勝利するも負傷により小川徹との決勝戦に進めず。ベルトを巻いた小川の2度目の防衛戦で3月に王座挑戦。5R判定で勝利し、王座を奪取している。
鶴屋は、「20年前父親がここで引退し、19年前、一番弟子が初めてベルトを巻いた地。俺がやるしかないだろ」と、父・鶴屋浩がヴィトー・シャオリン・ヒベイロと3Rを戦い引退した場所、さらに松根良太が修斗世界フェザー級(-60kg)タイトルマッチで大石真丈に判定勝ちし、史上2番目の若さで修斗世界王座獲得に成功した横浜文体のサブアリーナである横浜武道館での戴冠への意気込みを表している。
かつてパラエストラ千葉ネットワークで、肌を合わせたこともある猿飛流と鶴屋は、ベルトをかけた「5R」でどんな戦いを見せるか。注目の横浜大会だ。