▼第7試合 ライト級 キックボクシング 3分3R
〇コンスタンティン・ルス(モルドバ)
[判定3-0]
×イスラム・ムルタザフ(ロシア)
ルスは2018年3月に開催された「King of Kings』のウェルター級ヒーローズトーナメントで優勝。同年10月にはKOKウェルター級(-77kg)王座も獲得し、FEA(ファイティング・エンターテインメント・アソシエーション)に戦いの場を移すと2019年3月にトーナメントを制してウェルター級(-77kg)王座を獲得。同年6月にはWKLミドル級(-75kg)王座も獲得している。ONEには2022年6月から参戦し、マルワーン・トゥートゥーに判定勝ち。前日のハイドレーションテストに失敗し、試合はキャッチウェイトで行われることに。
ムルタザフは幼少の頃はレスリングを学び、10歳でムエタイに転向。2016年までアマチュアで経験を積み、2015年IFMA世界選手権 -75kg優勝、2016年WMF世界選手権プロアマ-75kg級優勝。2016年にタイへ移住しSuper MuayThaiやMAX MUAYTHAIで試合を行った。2017年にはEM LEGEND -75kgワールドトーナメントでジョーダン・タイらを破り優勝。タイのみならず中国、スペイン、ロシアで試合を行い、2021年3月にはMMAにも挑戦してTKO勝ちを収めている。ONEには2021年12月から参戦し、レギン・アーセルのONEライト級世界王座に挑戦したが判定2-1で惜敗。2022年は3月、7月とONEで試合が組まれながらも全て流れている。今大会でも当初はニキー・ホルツケンとの試合が組まれていたが、ルスに変更となっている。
1R、ムルタザフがまず左ミドル、右ローで快音を響かせる。ルスはワンツーで前へ出てハイキック。距離が遠いか、ルスは蹴りの空振りが続く。ルスはパンチから蹴りへつないで前へ出ていくがムルタザフの距離の取り方になかなかヒットを奪えない。逆にムルタザフは右ローを当てる。ルスはなかなか攻撃が当たらずいらついたか、ラウンドが終了するとケージを叩く。
2R開始と同時にムルタザフは飛び込んでの前蹴りを顔面に。ステップで回り込むムルタザフを追いかけていくルスだが、やはり目立つヒットは奪えない。逆にムルタザフは前蹴り、右ローをヒット。ルスは思い切り右ロングを振っていく。追いかけるルス、サークリングして距離をとり続けるムルタザフ。下がるだけでなくムルタザフは左ボディ、右ストレートを当てる。終盤、ルスの左ボディ、右ロングフックがムルタザフを捉え始めた。
3R、ムルタザフがハイキックからバックハンドブロー、これは空を切ったが、その後もムルタザフはハイキックとバックブローを繰り出す。前へ出てパンチを当てに行くルスはカモンゼスチャー。1Rからルスが繰り出しているバックスピンキックは最終Rも空を切る。左ミドルから右ストレートにつなげるルスは左ハイキックをヒットさせるがムルタザフは崩れない。ムルタザフは左フックで迎え撃って右ストレート。
ヒット数やゲームメイクはムルタザフかと思われたが、最後まで果敢に攻め続けたルスが判定3-0で支持された。
Constantin Rusu goes up TOP! 😵#ONE162 | #ONEChampionship
— ONE Championship (@ONEChampionship) October 21, 2022
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