平田を格闘家としてどうか、は答え辛い(ハム・ソヒ)
対するハム・ソヒは、2019年大晦日に浜崎朱加に判定勝ちでRIZIN女子スーパーアトム級王座を獲得。ONEアトム級ワールドGPでは、1回戦でデニス・ザンボアンガに判定勝ちも、「指の骨折」により2回戦を欠場。2022年3月にザンボアンガと再戦し、判定3-0で勝利している。
王者アンジェラ・リー、1位のスタンプ・フェアテックスに次ぐ、同級2位につけているハム・ソヒは、ランク外の平田との対戦について、「明るくエネルギッシュな選手ではあるけど、私としては格闘家としてではなく、エンタメ的な部分で有名な選手だと思っているから、格闘家としてどうかは答え辛い」とコメント。
続けて「私もキャリアが長い方ですが、だからといって気を緩めたりしません。若手が相手だから、今までより頑張らないと。油断しないよう準備をしています。私が勝つと思います。そのために頑張ります」と勝利宣言も気を引き締めていた。
エンタメって言われてもさぁ〜。
— 平田 樹 (@_itsuki_h_) October 18, 2022
自分の生活を投稿してるだけじゃんか〜。
平田樹は辞退するんじゃないかと思った(チャトリCEO)
このマッチアップについて、会見で問われた青木は「アーセンに訊いたら? アーセンが詳しいと思います。『ラブ・イズ・オーバー』じゃなくて?」と、いったんははぐらかしながらも、「彼女にとってすごく厳しい試合になると思います。“問われる試合”だし、だからこそファンの方だったり、日本で見てくれる人は平田樹の挑戦に乗れると思います。僕はこう“やってくれるんじゃないか”と思いますし、すごくポテンシャルがあって“いいタマ”だと思ってますよ」と、厳しい試合を予想も、相性的にチャンスがあるとした。
このカードを発表したチャトリ・シットヨートンCEO兼会長も「間違いなく、今までの平田樹選手のどの試合より厳しい試合になると思う。ハム選手は穴が無い選手なので、(平田が)準備万端で臨まないと負ける。平田はパワーもサブミッションもある。この試合はサブミッションで極まると予想する」と予想し、「レジェンドのハムvs.ライジングスターの平田で、アトム級最高のマッチアップ。もし平田が勝てば、次はアンジェラ・リーとのタイトルマッチを考えている」と、勝者は次期挑戦者候補となることを語った。
一方で、会見後の囲み取材では、今大会のカードについて、「これは日本にフォーカスしたPPVカードで、ABEMAからのアイデア」と明かすと、「このカードがマッチメイカーから上がってきたとき、自分は平田樹は辞退するんじゃないかと思った。平田樹は言うまでもなくアンダードッグで、自分が思うに間違いなくハム・ソヒが勝利すると思う。ハム・ソヒがフェイバリットの試合だ」と断言した。
元RIZIN王者ハム・ソヒとABEMA-ONE純粋培養の平田樹の対戦の行方はいかに?