22歳で年に4、5回、試合したい
2023年2月には、UFC韓国大会開催の報道もあるなか、出場の興味を問われ、英語で「はい。韓国へ行きたいです」と答えた。
その真意は、「たくさん試合をしたいです。いま22歳で、すごくアメリカに来て成長しているので、たくさん、たくさん試合をしたいです。年に4、5回、したい。この緊張感を乗り越えてどんどん強くなっていきたい」と、海外修行で得た成果を試し、実戦のなかでさらなる強さを獲得したいのだという。
報道陣から「あとどれくらい試合をすればタイトル戦にたどり着けると思うか」と問われ、「タイトルマッチを急いでいるわけじゃないけど……とりあえず今は3連勝したいです」と抱負を語りながらも、「チャンピオンになるまで止まらない」と決意も示す。
12勝無敗、試合をする毎に積み重なる数字にプレッシャーはないかと問われ、平良は、「試合のたびに緊張はするけど、結局は自分の好きなことをしているので、そのプレッシャーも楽しんでいます。試合こなしていったら、試合前じゃないような感じになれるかなと思いますけど、それでサクッと試合をするのが理想形」とオクタゴンでの戦いを語った。
試合後、岡田から「絶対、賞を取るよ」と言われて、「そんなわけない」と言っていた「パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト」も獲得。日本から現れたプロスペクトへの、UFCからの期待の表れともいえる。
トラブルもあったなか、周囲の期待感をさらに高めるフィニッシュ勝利で2回目のオクタオゴンを後にした平良。今後はランキング入りの戦いも視野に入って来る。
「来年すぐに決まるという話もあるので、それに向けてハードワークですね」と目を輝かせた平良。
5万ドルのボーナスを獲得した22歳のスーパーノヴァは試合翌日、念願の、イン・アンド・アウトを訪れ、3×3のハンバーガーをついに食べたことを明かしている。
※岡田から「今回は(『キングダム』の)桓騎将軍で行こう」と言われていた平良。その理由はYouTubeにて。