MMA
レポート

【PFL】工藤諒司がバッバ・ジェンキンスの内股からの速攻チョークに準決勝一本負け、地元ラウネーンがウェード下し決勝進出。女子ライト級決勝はケイラ・ハリソンとラリッサ・パチェコに

2022/08/21 04:08

▼フェザー級準決勝 5分3R
〇ブレンダン・ラウネーン(英国)145ポンド(65.77kg)
[判定3-0] ※30-27×3
×クリス・ウェード(米国)
145ポンド(65.77kg)
※ラウネーンが決勝進出

 工藤vs.ジェンキンスに続く、もうひとつの準決勝、クリス・ウェード(米国)とブレンダン・ラウネーン(英国) 。計量はともに145ポンド(65.77kg)でパスしている。

 UFC4勝2敗のウェイドは、PFLで2年連続準決勝進出。2021年はバッバ・ジェンキンスに判定勝ちし、決勝進出もロシアのモヴィット・ハイブラエフに判定負け。2022年はランス・パーマーに判定勝ち、カイル・ボシェニアクには1R TKO勝ちで準決勝進出。

 英国のラウネーンは、前戦で工藤にダウンを奪われるも組みで盛り返して判定勝ち。エゴ・ハスキッチにも判定勝ちで準決勝進出を決めている。

 1R、オーソドックス構えのウェード、サウスポー構えのラウネーン。詰めて左オーバーフックで組むウェード。ラウネーンは左脇を譲らず四つに持ち込ませず突き放す。

 左ハイキックを当てたウェードの詰めての首投げ狙いからの正対に、ラウネーンは引き込む形で下に。クローズドガードのウェードは足を解き蹴り上げで胸を突いて立ち上がり。右ハイを見せると左ストレートも。

 ウェードはシングルレッグで金網まで押し込み、ハイクロッチで左足を持ち上げるが、足を着地させたラウネーンは右で逆襲し前に。左カーフキックを当てる。

 スイッチしながら今度はラウネーンがシングルレッグへ。ここはウェードがいったん片ヒザを着くがすぐに立ち上がる。

 2R、左ジャブを当てるラウネーン。ウェード。スイッチしての左ロー。ウェードの左ハイをダッキングでかわすと左カーフキック! ウェードのバランスが一瞬崩れる。

 ラウネーンの左ローに前足を変えてサウスポー構えになるウェード。ラウネーンはオーソドックス構えになり右ストレート! ウェードの詰めにも右で差して突き放す。

 オーソからの左ジャブ、右ハイはラウネーン! ウェードは右インロー。しかしラウネーンの左フックを被弾。ウェードも左インローを返す。

 左ミドルを当て、左ローを打つラウネーン。ウェードは左サイドキックを見せるが、ラウネーンはかわす。

 3R、ジャブ&ローのウェードに右ストレートを当てるラウネーン! さらにワンツー。下がるウェードに左カーフキックも当てる。右を被弾したウェード。下がりながらそのままスイッチするラウネーン。ウェードのレベルチェンジにも反応し、金網際で突き放し、ウェードの左前手をかわして右のサイドキック! 詰めるウェードは左で差そうとするが差せず。

 再び左差しで押し込むが体を入れ替えたラウネーンが右で差して左でパンチ。さらにヒザを突きゴングに両手を挙げた。

 判定は3-0でラウネーンが勝利。工藤に勝利したジェンキンスとケージの中でがっちりハグをかわして互いに決勝に向け、健闘を称え合った。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント