2019年6月21日(金)東京・後楽園ホールで開催された『K-1 KRUSH FIGHT.102』の一夜明け会見が、22日(土)都内にて行われた。
ダブルメインイベント第1試合K-1 KRUSH FIGHTフェザー級タイトルマッチで、挑戦者TETSU(月心会チーム侍)を1R2分14秒、KOで破り初防衛に成功した王者・江川優生(POWER OF DREAM)が会見に出席。昨夜の試合を振り返った。
「TETSU選手が思ったよりも打たれ強くて、3回(ダウンして)全部立ってきたので挑戦者としてふさわしい選手だと感心しました。でもベルトを足立区に持って帰れたのでホッとしています」と江川。
序盤から強打を炸裂させ、続けざまに3度のダウンを奪う圧巻のKO劇となったが、「試合前から、会長にはあれくらい倒せないと先がないぞって言われていたので気合いが入っていました」と会長からの檄が飛んでいたと言い、「倒せて嬉しかったんですが、会長からは何か言われるなと思っていて。蹴りが出せなかった、と。そこは反省しています」と、試合前に行ったタイ修業で磨いた蹴りが出せなかったことを反省点にあげた。
本当は「最初は様子見で流れで倒しに行くイメージでした」というのが当初のプランだったが、「一発当てたら目が揺れたのが分かったので」とファーストコンタクトで当てたパンチが効いたのが分かったので速攻勝負をかけたと打ち明ける。
江川は強打者の宿命として、自分のパンチの衝撃に骨や筋肉が耐えきれず怪我をしてしまうことが多いが、「今回は左は大丈夫ですが、右の手首は少し痛い。でも全然試合ができるので次もお願いします」と、すぐにでも試合が出来るという。身体も「日に日に勝手に大きくなってしまっていますが、体重の落とし方も勉強になっていて慣れているので苦ではないです」と、まだ減量苦もない。
TETSUには「自分も無敗の王者というわけじゃなく、負けて強くなっている。自分も負けたのがそれ(江川は7戦目、TETSUは8戦目)くらいの時だったので、めげずに頑張ってほしいです」とエールを送った。
「(6月30日のK-1に出る武居)由樹君にうまくつなげられたので、次は自分がK-1進出を目指して努力していきます」と、K-1 WORLD GPフェザー級王者・村越優汰への挑戦を目標に掲げる。
会見に同席した中村拓己K-1プロデューサーは「ファンの皆さんがK-1で見たいと思わせる勝ち方だったので、それを受け止めてかなえたい」と、K-1参戦にGOサインを出した。