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【KNOCK OUT】小笠原瑛作が2階級制覇を狙ってTAKERUと対戦、良太郎と渡部太基が王座を懸けてダイレクトリマッチ、REDスーパーバンタム級王座決定トーナメントも

2022/08/18 22:08
 2022年9月23日(金・祝)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2022 vol.5』の対戦カード第一弾が発表された。  第2代KNOCK OUT-REDフェザー級王座決定戦3分5R延長1Rとして、小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺) とTAKERU(GET OVER)の対戦が決定。  小笠原はジュニアキックで活躍後、2011年7月にプロデビュー。2013年5月にプロ9戦目でREBELS-MUAYTHAIフライ級王座を獲得、2015年7月にはREBELS52.5kg級王座も手にした。2017年9月、ISKA K-1ルール世界バンタム級王座を獲得。2021年3月にはトーナメントを制してKNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王者となった。サウスポーから放たれる左ストレート、左ミドルキックが得意。前戦は2021年11月に壱・センチャイジムを判定3-0に破り、初防衛に成功している。その後はフェザー級転向を表明し、今年3月には大田拓真を判定3-0で降している。戦績は39勝(19KO)6敗1分。  対するTAKERUは2021年1月に瑛作の兄・小笠原裕典に判定勝ちしてKNOCK OUT初戦を飾ると、3月大会では龍聖との新鋭対決に臨んだが1Rに左肩を脱臼するアクシデントもあり判定負け。その後、長期欠場からの復帰を機にリングネームを本名の大脇武(おおわき・たける)からTAKERUに変えて、今年7月に栗秋祥梧と対戦。3倍以上のキャリアを持つ実力者を相手に完勝を飾っている。戦績は15勝(7KO)6敗。  小笠原が2階級制覇を達成するのか、兄の小笠原裕典と同門の栗秋祥梧を破っているTAKERUがクロスポイント吉祥寺キラーぶりを発揮して番狂わせの王座戴冠を果たすのか。  今大会では、小笠原瑛作が返上したKNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座の第2代王者を決める「第2代KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座決定トーナメント」も開幕する。  準決勝の組み合わせは壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム) vs.大野貴志(士道館新座ジム) 、森岡悠樹(北流会君津ジム) vs.炎出丸(クロスポイント吉祥寺) となった。4選手それぞれ過去に対戦経験があることを考慮し、準決勝は初対決同士の2カードに。  壱は2019年12月のムエタイオープンで岩浪悠弥にまさかの初回KO負けを喫し、14連勝が途切れた。2020年2月のルンピニースタジアムでの再起戦でも敗れ、9月のKNOCK OUTで小笠原瑛作にも初回KO負けと絶不調だったが、12月のREBELSで鈴木貫太から久々の勝利を収めた。岡山ZAIMAX MUAYTHAI 55kg賞金トーナメントでは準決勝(1回戦)で岩浪悠弥にリベンジ勝利も、決勝で加藤有吾に3度のダウンを奪われての判定負け。2021年3月に古村光を判定で破って再起を果たすと8月大会で森岡悠樹に判定勝ち。11月には小笠原瑛作が保持するKNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座に挑戦したが、判定負けでリベンジ&王座奪取に失敗した。2022年1月、横野洋を2RでKOして再起を果たすと7月にはNKBバンタム級王者・海老原竜二をTKOに破った。戦績は20勝(8KO)1分。  大野は頑丈な身体とパンチを中心とする攻撃力の高さで2012年1月にMA日本バンタム級王座(4度防衛)を獲得後、2014年にはBigbangスーパーバンタム級王座(1度防衛)、2017年にはWMC日本同級王座を獲得した三冠王。2019年8月には「KING OF KNOCK OUT初代スーパーバンタム級王座決定1DAYトーナメント」に参戦したが準決勝で江幡塁に判定2-0で敗れた。  森岡は2020年の『KNOCK OUT』と『REBELS』で2月の小笠原裕典戦、12月の古村光戦と2試合続けて延長で涙を呑んだが、今2021年1月に横野洋に勝利。6月大会では鈴木貫太をヒジ打ちによるカットでTKOに降し、8月にはスーパーバンタム級トップの一角である壱・センチャイジムに挑んだが判定で敗れた。今年1月大会では元・新日本キックボクシング協会フライ級王者、元ジャパンキック同級王者、スックワンキントーン認定スーパーフライ級王者の三冠王・石川直樹と引き分けている。  炎出丸は2005年4月デビュー、39歳のベテラン選手。首相撲からのヒザ蹴りを得意とし、2013年3月にはJ-NETWORKスーパーバンタム級王座に就いている。今年1月に横野洋にTKO負けするも、5月大会では加藤和也に苦戦を強いられるも得意の首相撲で勝利をもぎ取った。しかし7月大会では工藤“red”玲央に判定負けを喫している。最年長の39歳、キャリア71戦を誇る。  いずれもKNOCK OUT王座の獲得経験はなく、勝者は初のKNOCK OUTタイトル奪取となる。  そして、初代KNOCK OUT-BLACKウェルター級王座決定戦3分3R延長1Rとして良太郎(池袋BLUE DOG GYM/team AKATSUKI) vs.渡部太基(TEAM TEPPEN) も決定。  渡部は藤原ジム所属として2006年3月に全日本キックでプロデビュー。Krush、M-1、REBELS、RISEなど様々なリングで活躍し、2011年1月にトーナメントで優勝して初代WPMF日本ウェルター級王者となり、2016年1月にはKrush同級王座を奪取。RISEのウェルター級王座決定戦にも2度挑んでいる。2019年7月の『RIZIN,17』でHidekiに判定2-0で敗れると引退を示唆したが、2021年11月に2年半ぶりに復帰。松山翔からダウンを奪って勝利すると、今年4月大会では杉原新也にも勝利して2連勝。戦績は24勝(13KO)27敗2分。  良太郎は“千の職質を受けた男”として知られる強面で、パンチと首相撲からのヒザ蹴りを武器に2017年11月にはREBELS-MUAYTHAIライト級王座を獲得。2019年2月には初防衛にも成功している。2019年8月に雅駿介、2020年2月にスアレックに敗れて連敗したが、2021年2月には橋本悟からダウンを奪って勝利し復活。今回はそれ以来の試合となる。戦績は14勝(5KO)13敗5分。  両者は7月大会で初対戦し、良太郎が判定3-0(29-28×3)で勝利。試合前から激闘が期待された一戦で、1Rは渡部が左右フックのラッシュで良太郎をダウン寸前まで追い込んだが、2Rになると良太郎が首相撲からのヒザ蹴りで逆襲。最後は執念の首ヒザで良太郎が勝利をもぎ取った。  ダイレクトリマッチで今度は王座を懸けての戦いとなる。
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