キックボクシング
レポート

【ONE】ジャネット・トッドが暫定王座決定戦を制してムエタイ&キックボクシング二冠王に、タイで武尊と練習したペイメンが、ジュングァン下したジクレープのタフファイトに苦しむも勝利

2022/07/22 23:07



 ストロー級キックボクシングでは、“中国の天心”ジャン・ペイメンが、アスランベック・ジクレープ(ロシア)と対戦した。

 ペイメンは、中国「EMLegend」等で活躍し、23勝18KOをマークするなど“最強中学生”として話題となり、2022年3月にONEデビュー。サムエーが持つONEストロー級(56.7kg)ムエタイ世界タイトルマッチにも挑戦経験があるトナーと対戦し、2R KO。いきなり5万ドルボーナスを獲得していた。

 しかし、今回の対戦相手のジクレープは、アマチュアのIFMA世界選手権で優勝後、2021年7月には、メディアによる世界スーパーフライ級8位にランクされるほどの活躍。2020年11月にONEデビューし、かつてK-1で武尊とも激闘を繰り広げたワン・ジュングァンをスプリット判定で撃破している。

 ペイメンは7月にタイガームエタイで合宿を敢行。その際に憧れの武尊と対面し、ペイメンの試合を見たという武尊と交流している。

▼ストロー級 キックボクシング 3分3R
〇ジャン・ペイメン(中国)
[判定3-0]
×アスランベック・ジクレーブ

 1R、ジクレーブの左インローに、左フックを合わせるペイメン。しかしローブローに。再開。ジクレーブの前進に右ストレートを当てるペイメン。さらに左ボディの連打。跳びヒザも見せる。

 バックフィストも振るが、ジクレーブも右ストレートで前に! さらに左フックの相打ちはジクレーブ。下がらずワンツー、バックフィストも打ち込む。

 2R、前に出るジクレーブ。互いに左ローも蹴り返すジクレーブ。ペイメンは左ジャブ、右ストレートを当てるが、下がらないジクレーブ。打ち下ろしの右はペイメン。しかしジクレーブの左ローがまたもローブローに。再開、右ハイ、左フックを当てるペイメン! しかしペイメンは効いたそぶりを見せない。

 3R、ワンツーから左フックを当てるペイメンだが、前に出るのはペイメン。左ハイを返す。左前蹴りも。ワンツーの打ち合いで前に出るのはジクレーブ、ペイメンのバックフィストをかわすと、ペイメンが軸が崩れて手をマットに着く。最後に左ストレートを当てたのはジクレーブ。

 有効打は間違いなくペイメン。しかし被弾しながらも驚くべきタフネスさを見せたジクレーブ。コールを待つペイメンは不安気は表情。判定は3-0でペイメンが勝利。雄たけびを上げたペイメンは、「私はチャンピオンになりたいです。次でタイトルマッチをしたいです」と、王座戦をアピールした。

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