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【UFC】オルテガが右肩脱臼でロドリゲスがTKO勝ち、ジンリャンが逆転KO勝ち! ス・ムダルジがシュネルと大激闘も失神一本負け、ミーシャ・テイトのフライ級転向はマーフィーに苦い敗戦、チョン・ダウンはUFC初黒星、村田夏南子に敗れたデュコテがUFCデビュー戦勝利

2022/07/16 21:07

▼女子フライ級 5分3R
〇ローレン・マーフィー(米国)16勝5敗(UFC8勝5敗)125.2lbs/56.79kg
[判定3-0] ※30-27×2, 29-28
×ミーシャ・テイト(米国)19勝9敗(UFC6勝6敗)125.8lbs/57.06kg

 元UFC女子バンタム級王者で、2021年に現役復帰したミーシャ・テイト(米国)がフライ級に階級を落としてローレン・マーフィー(米国)と戦う。

 もともと2022年5月に予定されるもキャンセルとなり、7月2日の「UFC 276」で組まれていたが、マーフィーにコロナ陽性反応で今大会に延期となっていた。フライ級の減量が長引いたテイトのコンディションはいかに。

 1R、ともにオーソドックス構え。先に詰めるマーフィー。組むテイトを突き離す。左右で前に出るマーフィーにテイトはダブルレッグも切るマーフィー。

 ワンツーの右を当てるテイト。しかしマーフィーの左ジャブに鼻を赤くする。テイトの左ジャブの打ち終わりに組んだマーフィーがスタンドバックに。

 金網背に正対するテイトが体を入れ替え、両脇を差して投げもすぐに立つマーフィー。なおも四つに組むテイトに肩パンチを入れると右で太腿に鉄槌も入れる。離れたマーフィー。先にジャブを当てる。

 2R、先に中央に飛び出たテイト。左右にサークリングするマーフィーは、ジャブの刺し合いでまたもテイトに鼻血を誘うと、ダブルレッグテイクダウン! 金網まで這うテイトの立ち際にパンチを突く。クラッチを剥がしたテイトは突き放してスタンドで前に。

 ジャブの刺し合い、スピード、反応が若干鈍いテイト。前に出ると、マーフィーはカウンターのダブルレッグ。しかしここはすぐに切ったテイトが右で差して前に。右で差すマーフィーに、テイトが右ヒジ! マーフィーは首相撲にとらえ、ヒザ蹴りを突き、コントロールする。


 3R、左目下をカットし腫らすテイトは右ローを突く。さらに左ミドルハイも。マーフィーの打ち終わりにヒザ着きのダブルレッグに入るテイトだが、際に上になりかけるマーフィー。立ち上がるテイト。左手を伸ばし組みに行くテイトを手をコントロールし、左右のヒジを突くマーフィー!

 離れたテイトも左前蹴りを突くが、手数はともに減る。互いに打ち合いからテイトが打ち気になって前に出ると巧みにダブルレッグに入るマーフィー。ここもテイトは崩されずも、いい組み手にはならず。頭を振って左右を突きに行くテイトだがブザー。

 判定前にハグをかわした両者。判定は3-0(30-27×2, 29-28)で、スタンドでジャブ、左右のヒジ、ヒザを当て、テイクダウンも決めたマーフィーが勝利。「チャンピオンになる準備は出来ている」と語った。

 また、マーフィーは試合後、UFCコメンテーターのダニエル・コーミエーのインタビューで、「私がチャンピオンから遠ざかるには、一回の小さなケツ蹴りだけではダメよ。練習していたよりもうまくいった。このためにとてもとてもハードに働いてきたし、キャンプや周りの人たち、そして何よりも自分の考え方や自分自身について多くを変えてきた。それが変われば、私の周りのすべてが変わったのです」と勝因を語っている。

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