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【UFC】王者アデサニヤが5度目の防衛に成功、ヴォルカノフスキーがホロウェイを完封し4度目防衛、元GLORY王者ペレイラが4位ストリックランドをTKO! バーバリーナがローラーをTKO、オマリーがNC、ミラーが一本勝ちでUFC最多勝利、敗れたセラーニは引退表明

2022/07/03 10:07

▼UFC世界フェザー級選手権試合 5分5R
〇アレクサンダー・ヴォルカノフスキー(豪州)25勝1敗(UFC12勝0敗)※UFC12連勝
[判定3-0] ※50-45×3
×マックス・ホロウェイ(米国)23勝7敗(UFC19勝7敗)
※ヴォルカノフスキーが4度目の王座防衛に成功

 フェザー級タイトルマッチ5分5R。

 ヴォルカノフスキーはUFC無敗のフェザー級王者。現在UFCデビューから11連勝中。2019年と2020年に対戦し、いずれも判定勝ちしているホロウェイと対戦。

 1R、ともにオーソドックス構え。左前蹴りを見せるホロウェイが先に圧力をかける。ヴォルカノフスキーもフェイントを入れながら、左ロー。ホロウェイのボディ打ちの入りに左フックを狙う。

 ワンツーで詰めるヴォルカノフスキー。スウェイでかわすホロウェイが前蹴りから詰めるが、ヴォルカノフスキーも左右ですぐに押し戻す。右ボディから左フックを放つヴォルカノフスキー。ワンツーには右ボディを返すホロウェイは左ハイも。ブロッキングするヴォルカノフスキー。顔を近づけて来たホロウェイに左ジャブを当てる。

 ジャブの刺し合いから左を当てるヴォルカノフスキー! 近づくと左引手と釣り手をつかむ。左を突くヴォルカノフスキーに、ホロウェイは右のバックヒジを振りブザー。両者笑みを見せる。

 2R、ここも詰めるホロウェイ。左の入りを左で押し返すヴォルカノフスキー。ホロウェイは右の蹴り。ジャブ・ストレートの右はヴォルカノフスキー。ブロッキングするホロウェイ。ワンツーから右ヒジを突くホロウェイに、しっかりブロッキングするヴォルカノフスキーは両脇を差して組むとスタンドバックにつくが、離れるホロウェイ。

 ホロウェイの長い右をかわして右を当てるヴォルカノフスキー! 左眉から出血するホロウェイ。左ミドルハイから前に出るが、かわすヴォルカノフスキーは右ローを当てると、インサイドに入ってワンツースリー。

 ホロウェイの打ち返しをかわして左右から左ローまで繋ぐ。さらにヴォルカノフスキーがホロウェイの前蹴り、後ろ蹴りもかわしてブザー。

 3R、ホロウェイの入りに左ジャブを当てるヴォルカノフスキー。ジャブの刺し合いはヴォルカノフスキーが当てる。前蹴りから左右で金網まで詰めるが、ヴォルカノフスキーは左にサークリングでかわす。左ボディストレートも突くヴォルカノフスキー。さらにワンツー、右アッパーと打ち込み、ホロウェイの打ち返しはスウェイする。4連打のヴォルカノフスキー。ホロウェイがヒザを突くとその打ち終わりに組み。右で脇を差すヴォルカノフスキー、左に差し変えて離れる。

 ホロウェイは鼻回りの出血が増える。ジャブ、ワンツー。詰めるホロウェイは右ヒザも頭を下げないヴォルカノフスキーは被弾せず。ホロウェイはオーソドックス構えから右を振るが当たらず。

 5R、左の拳を合わせた両者。詰めるホロウェイに左インローのヴォルカノフスキー。ホロウェイはシングルレッグも金網にもたらて切るヴォルカノフスキーはすぐに体を入れ替え両脇を差して離れる。

 オーソから右アウトローを当てるヴォルカノフスキー。さらに左ハイも肩口にヒット。ジャブ、左右ローにホロウェイは身体が流れる。ホロウェイの入りをさばいてジャブ&リーを突くヴォルカノフスキー。カウンターの組みでシングルレッグに入るホロウェイだが、難なく切るヴォルカノフスキー。

 ホロウェイは前足に右の関節蹴り。ヴォルカノフスキーはジャブからワンツーで前へ。ジャブ、左フックと軌道を変えて打つヴォルカノフスキー。打たれず、自分だけが当てるヴォルカノフスキー。ワンツーから左ハイに繋ぐホロウェイの動きをしっかり読んでブロック。全く動きが衰えないヴォルカノフスキーは、ブザーに笑顔で右手を挙げて判定前ながらウイニングラン。

 判定は50-45×3のフルマークでヴォルカノフスキーが4度目のフェザー級王座防衛に成功。

 UFC戦績を12勝無敗とした王者は試合後、ケージ内でのインタビューで、「見てくれ、マックス・ホロウェイは絶対的なビーストで、その強さがふたりのお互いの強さを引き出していたと思う。それは俺がここ数日間ずっと求めていたもの、だからこそ敬意を払う必要があって、自分は、彼が最高の選手だと分かっているからこそ、自分自身をしっかり頭の中に呼び覚ます必要があったんだ。ひとつ言っておきたい。故郷のみんな、俺は気にしない、俺のことを好きだろうが嫌いだろうが、とにかく自分自身のために立ち上がってくれ。人は自分を落とそうとしてくるから、それに対して俺は立ち上がった。俺を見ろ、今はもう誰も俺を落としたりできない、だからみんな、自分のために立ち上がるんだ」と語った。

 続けて、「もうフェザー級に相手がいない。ライト級に挑戦も?」と問われ、「まずはこの階級、オクタゴンで戦い続けたい。だからダブルチャンピオンを目指すのも悪くないと思うよ」と、二階級制覇を示唆。カメラはケージサイドのシャーウス・オリヴェイラを映し出した。

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