▼第6試合 スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1R
×森香津眞(チームドラゴン/同級3位)
KO 3R 1分18秒 ※3ノックダウン
〇マサ佐藤(WSRフェアテックス/英雄伝説64kg級アジア王者)
森は2018年RISING ROOKIES CUPスーパーライト級優勝を飾り、強烈な左ボディブローを武器に4戦4勝4KOと快進撃を続けていたが、2019年7月のスーパーライト級王座決定トーナメントで山口侑馬にKOで敗れ初黒星。同年11月にはプロデビュー戦の伊藤澄哉に敗れて連敗を喫した。しかし2020年2月に吉瀧光を2RでKOして復活すると3連勝、今年1月には実方拓海と引き分けた。戦績は7勝(5KO)2敗1分。
佐藤が一躍その名を轟かせたのは、2018年2月12日の『KNOCK OUT』で水落洋祐と打撃戦を繰り広げ、何度も顎を跳ね上げられながら耐え抜き、ヒジ打ちで大流血させて逆転TKO勝利を収めた一戦。KNOCK OUTスーパーライト級トーナメントでも準決勝進出を果たした。これまで英雄伝説64kg級アジア王座、西日本統一ライト級王座、蹴拳ムエタイ同級王座、DBS同級王座、RKA同級王座などを獲得。沖縄をベースに活動していたが、2021年2月から東京に拠点を移し、ウィラサクラック・フェアテックスジム所属となって様々な団体に参戦している。前戦は4月の『藤原祭』でバズーカ巧樹にTKOで敗れた。RISEには2度目の参戦となる。
1R、森は左へ回り込みながら左インローを何発も蹴っていく。佐藤は蹴られながらも前へ出て左フック。前へ来る佐藤を左ミドル、パンチのコンビネーションで迎え撃つ森。佐藤はやや遠い距離からロングのフックを振るう。森は前蹴りで距離をとり、右ストレートへつなぐ。そして得意の左ボディ。
2Rも前に出る佐藤だが森の左フックにグラつく。すぐに前へ出て左右フックを打つ佐藤に森はつかんでのヒザ蹴り、接近しての左ボディ。森のジャブをもらっても前へ出て左右フックを繰り出す佐藤に森は後退を余儀なくされる。手数を出す佐藤に森は手が出なくなる。
3R、左右フックでガムシャラに攻める佐藤に森はガードを固めて防戦一方に。ついには佐藤のフックで森がダウン。佐藤の後ろ蹴りから左右フックの連打に揺れる森の身体。左フックから右で押されて2度目のダウンを喫し、最後は右ミドルを蹴って右ストレートに押されるようにして倒れ、2R中盤まで劣勢だった佐藤のKO勝利となった。