▼第8試合 バンタム級(-55kg)3分3R延長1R
〇知花デビット(エイワスポーツジム/Aimhigh/同級3位)
KO 3R 1分54秒 ※左フック
×京介(TOP DIAMOND/スーパーフライ級5位)
知花は三階級制覇四冠王でムエタイにて活躍した選手だが、パンチ&ローを得意とする。2019年7月以来勝ち星から遠ざかっていたが、2020年12月のRISEで元DEEP☆KICK-55kg王者・内藤凌太を左フックでKOして復活の雄たけびをあげた。2021年7月にはバンタム級2位の良星を延長R判定2-1の僅差ながら破り、トップ戦線へ浮上したのも束の間、11月に拳剛に判定で敗れタイトル挑戦から一歩後退した。戦績は20勝(8KO)14敗4分。
対する京介は風音、政所仁、大﨑孔稀、有井渚海らに苦杯をなめさせられてきたが、2021年11月から現在まで3連続KO勝利と勢いに乗る24歳。前戦3月大会では第2代ジャパンキックボクシング協会バンタム級王者の翼を相手に2R開始30秒でKOし、55kgランカー選手との対戦をマイクでアピールした。その念願が叶って今回3位の知花との対戦が実現した。戦績は11勝(3KO)11敗2分。
1R、プレッシャーをかけていくのは知花。左右フックに京介も左右フックを繰り出す。両者とも右カーフを蹴り合い、ボディから顔面へとパンチをつないでいく。後半、京介の左フックが入るが、知花の右カーフに京介が足を滑らせるシーンも。
2Rは知花の圧力に京介は下がらず左右フックを思い切り叩きつけ、アッパーも突き上げる。知花も落ち着いてこれをガードすると右カーフ。京介の右ストレートに知花は左フック。京介も右カーフを蹴り、フックで顔面とボディを知花と打ち合う。京介の右ストレート、左フックに押されて後退する知花だが、左ボディと左フック、右フックで逆襲して京介にロープを背負わせる。
3Rも右カーフを蹴り合う。強いフックをヒットさせる京介だが、知花もすぐに打ち返す。左フックの打ち合い、左ボディの叩き合い。強打の左右フックの打ち合いから京介にコーナーを背負わせた知花は打ち合いを挑む。京介もこれに応えるが右ストレートをもらってダウン。
立ち上がった京介に知花がすぐに襲い掛かり、ロープを背負った京介に左ボディから左フックを見事に決めてKO勝ちを奪った。知花は「応援してくれているおかげで大好きなキックボクシングが出来ていると思います。久しぶりの試合で動けなかったので、これからも全然レベルアップして倒せる自分を、そしてタイトルマッチを組んでもらえる実力になります」と語った。