2022年7月31日(日)、さいたまスーパーアリーナで開催される「湘南美容クリニック presents RIZIN.37」の8カードが24日、発表された。
会見後、榊原信行CEOが囲み取材に応じ、「50億円興行」といわれた『THE MATCH』の総売上げが50億円を「ゆうに超える」こと、那須川天心と武尊のメインイベンターとは、PPVインセンティブ(契約件数に応じた歩合給)も含む契約を結んでいること、メイウェザーvs.朝倉未来の両者にもPPVインセンティブが支払われる契約であることなどを明かし、「地上波に向けてコンテンツを作る時代は完全に終わりを告げた」と語った。
今回の「RIZIN.37」会見にフジテレビスタッフの姿が無いことを報道陣から問われた榊原CEOは、「これからですね。テレビ中継も毎回あるわけではない。放送・配信環境は動いているので、地上波とはいろんな意味で向き合っていきたいですけど、地上波に向けてコンテンツを作る時代は完全に終わりを告げたと思います」と、“脱・地上波”をあらためて宣言した。
「今後のスポーツ中継の在り方も変わる。たとえば、羽生結弦の試合も、ショートプログラムは地上波で、フリーはPPVで、という時代になる。それでも地上波の必要性は間違いなくある。中継というより、プロモーションのメディアとしてどう活用するか。いい機会なのでいろんな局さんといい機会なので向き合っていきたい」
“脱・地上波”を決定づけたのは、ABEMAでPPV配信された『THE MATCH』の成功だ。その総売上げは、「50億(円)を優に越えている」という。
「総売上では50億(円)を優に越えている。僕らは数字に照れがない。でも、目指しているのは国内最高峰ではないので、世界規模では当たり前で100億、200億の売上げでもおかしくない。UFCは年収1千億あるわけだから、日本のプロモーションもそういう事業規模で構えていけるようにしていかないと格闘技界は潤わない」と、今後は世界をマーケットにしていく予定だ。