魅せることは全く意識していなくて、勝ちに徹する
最近は“地獄のPOWER MAX”でヘトヘトになっている動画をよくSNSにアップしているが、「マジ嫌です」と苦笑。かなりしんどいトレーニングだと表情を曇らせる。
「足を鍛えたりとか、一番はメンタルかな。自分でそこまで追い込めるかってところがあるので、メンタルの練習です。最後は気持ちじゃないですけれど、いくら技術があっても気持ちで勝たないと勝てない。トーナメントでも気持ちが大事なので、そういう面でも改めて練習でメンタルから鍛えなおそうと思いました」と、人にやらされるのではなく自分で自分自身をどこまで追い込めるかというメンタルを鍛えるためにやっていると説明した。
フィジカルトレーニングの成果で「通常体重がかなり増えました」と菅原。「47~48kgに増えました。前は通常46kgくらいで、練習が終わったら(アトム級のリミットまで)あと数100グラムでしたが、練習が終わってもあと1kgあるので」と筋肉量が増えたという。
それでは減量が以前よりキツくなるのでは、と聞かれると「アマチュアの頃は45kgで試合をしていて、しかも私、高校生の時はデブだったので(笑)。3kg落としていたので、落とし方を知らないわけじゃないので大丈夫です」と笑った。
メンタル面に関しても「去年のMIOさんとの試合から成長しました。そこから積み重ねてメンタルは強くなっていると思います。それに昔からやらないといけない時は他のことはどうでもよくなるので。あとはやるだけです」と自信を見せる。
K-1ではトーナメントの決勝戦がメインイベントになることが多いが、今回はジムの先輩であるKANAのタイトルマッチがメイン。そのことを気にするかと問われると「全然いいです。むしろそっちの方がモチベーション的にもいいです。自分が勝って先輩につなげる。そして閉会式で2人でベルトを巻いてKANAさんと写真を撮りたいです」と、自分がまず優勝してKANAにつなげたいと話した。「感動するから見て、って家族にはもう言っています」という。
勝つことと魅せること。そのバランスは、との質問を受けた菅原は「正直あまりよくないですが、魅せることは全く意識していなくて、勝ちに徹しようと思っています。今までも勝ちに徹することで魅せ方も付いてきたので、どう見せたいというのは無視して、ベルトを獲ることだけに集中したいと思います。そして最後にKANAさんとベルトを巻いて笑顔で終われるように頑張ります」と、今回は勝ちに徹するとの決意を語った。