正午過ぎにフジテレビが発表したTHE MATCHの放送見送りについて実行委員会が会見を行った
2022年6月19日(日)東京ドームで開催される『THE MATCH 2022』に関する緊急記者会見が、5月31日(火)都内にて行われた。
会見では実行委員会の榊原信行ドリームファクトリーワールドワイド代表(RIZIN CEO)が、正午過ぎに発表されたフジテレビの放送見送りについての経緯説明や見解について語った。以下、その全文。
「残すところ3週間となって明るいニュースをたくさん届けていければと思っていた矢先の会見ということで、事の経緯を皆さんにキチっとお伝えできればと、そう思っております。
まず本日昼過ぎにフジテレビのHP、およびフジテレビさんのTHE MATCH公式アカウントで以下のようなアナウンスがありました(中略)。この決定がなされたことに対してはとても残念に思っていますし、僕がフジテレビさんとの交渉を担当させていただいていたので、状況は逐次分かっておりましたが、実行委員の中村プロデューサー、伊藤代表にはその後にご案内することになって、お二人含めて突然のことで頭が真っ白になっているという状況にあります。私もこういう形でここでフジテレビさんが放送を降りるということが正式に決まるとは思っていなかったので残念に思っております。
凄く楽しみにしていてくれたファンの皆さん、視聴者の皆さんに本当に申し訳ないと感じておるのと、この試合を通じて子供たち、PPVで有料で見ていただくファンの皆さんとは別に、未来の天心・武尊、その他の格闘家たちに憧れて志してくれるであろう未来の子供たちへのメッセージを届けたいという天心・武尊その他の選手たちの想いがあったので、その選手たちの想いがこういう形で叶わなくなってしまったことに私の交渉不足も含めてお詫びしたいと、そう思っております。
なぜ契約に至らなかったのかというところに行き当たると思うんですが、いくつかの要因が考えられると思います。現時点での私の回答からすると、正直何が最終的な原因になったのか、そこは明確なものはないという状況にあります。当然5月9日でしたか、週刊ポストさんで私に関する音声データをベースに記事が載りました。これは当然フジテレビさんからすると由々しき問題で、その記事が出る前後から徹底的な身辺調査を含めた反社チェックというかですね、そういうものが私を含めて個人、スタッフも含めて関係各位に行われました。反社ではもちろんないですし、反社との交際はないってことはフジテレビさんも認識できたので、翌週のたしか5月16日の週刊ポストさんの記事の取材には、フジテレビさんは引き続き放送をする、変更はございませんとの発表を広報されています。
私はその中で独自のインタビューをポストさんに受けて、その事の経緯をご説明させていただいたと。それでいったん、この放送する・しない問題はフジテレビさんの中でも徹底的な調査を尽くしてこれはGOだということで放送に関しては変わらずだなと認識しておりました。
ただその後、やはりフジテレビさんの社内の中で当然いろいろな意見があると思います。これは常日頃からですけれども、格闘技に対して凄く前向きな意見を持ってコンテンツとして取り上げていただける役員の方もいれば、やっぱり格闘技ってやめようよという意見の人もいるでしょう。これは好き嫌いの問題なので何とも言えないですが、いろいろな意見が社内であったのだと思います。