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【UFC】マネル・ケイプが6.11シンガポール大会に参戦、8位のボントリンと対戦=『UFC 275: Teixeira vs. Prochazka』

2022/05/05 10:05
【UFC】マネル・ケイプが6.11シンガポール大会に参戦、8位のボントリンと対戦=『UFC 275: Teixeira vs. Prochazka』

お咎めなし、UFCシンガポール大会出場が決定したマネル・ケイプ(C)Manel Kape

 2022年6月11日(土)シンガポール・インドアスタジアムで開催される『UFC 275: Teixeira vs. Prochazka』に、マネル・ケイプ (アンゴラ)が出場。フライ級8位のホジェリオ・ボントリン(ブラジル)と対戦することがUFCから発表された。元RIZINバンタム級王者のケイプにとって、アジア凱旋試合となる。

 ケイプは当初、4月23日(日本時間24日)の『UFC Fight Night: Lemos vs. Andrade』でス・ムダルジ(中国)と対戦予定だったが、ネバダ州アスレチックコミッションのドーピングチェックにより、欠場が発表されていた。

 ケイプは、ネバダ州アスレチックコミッションから「DHCMTトリナボルM3代謝物」の警告を受けて欠場したが、検出されたM3トリナボルの量がUFCの規定(100ピコグラム)以下であったため、処分は下されておらず、今回のシンガポール大会出場となった。


【写真】UFC/Zuffa LLC

 MMA17勝6敗、同級14位のケイプは、2019年大晦日に朝倉海に2R TKO勝ちでRIZINバンタム級王者となり、2021年2月からUFCに参戦。アレッシャンドリ・パントージャとマテウス・ニコラウに判定負けで2連敗の船出も、2021年8月にオデー・オズボーンを右跳びヒザ蹴りからのパウンドで1R KOに降すと、12月のジャルガス・ジュマグロフ戦でも1R TKO勝ちで2連勝。UFC戦績を2勝2敗の五分に戻していた。また、ラスベガスでは米国修行中の朝倉海とも合流し、次戦に備えていた。

 今回、シンガポールで対戦するボントリンはMMA17勝4敗。2020年8月の『UFC 252』でケイプと予定だったが、ボントリンが足首を負傷し中止となっていた。

 日本でも試合経験があり、2016年12月にPANCRASEで春日井“寒天”たけしから1R 腕十字でタップを奪うも、前日計量で体重超過していたためノーコンテストに。2017年10月にはGRANDSLAMで元UFC・現LFAファイターの田中路教とバンタム級で対戦。3R リアネイキドチョークで一本負けしプロ初黒星を喫している。


【写真】UFC/Zuffa LLC

 UFCでは3勝3敗で、2019年にマゴメド・ビブラトフにスプリット判定勝ち、ハウリアン・パイヴァを首相撲&ヒザ蹴りでカットさせTKO勝ちで2連勝を飾るも、2020年2月に体重超過のレイ・ボーグを相手に判定負けを喫し、2021年3月にカイ・カラフランスに1R TKO負け。5月にマット・シュネルに判定勝ちで再起を飾るも、2022年1月のブランドン・ロイヴァル戦でスプリット判定負け。テイクダウンから上を取ったものの、打撃で劣勢となり、惜しい星を落としている。

 ここ2戦でオクタゴンのマットにも慣れ、持ち味のボクシング、打撃を活かしているケイプにとって、ロイヴァルのように打撃で攻勢に立ち、組みを切って、あるいは倒されても立ち上がることが出来れば、トップ10入りも見えてくるシンガポールでのフライ級戦だ。

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