一度は辞めた格闘技で人生を変えるチャンスに挑むZENKI
2022年5月5日(木・祝)都内某所で開催される『RIZIN LANDMARK vol.3』出場選手の個別インタビューが3日(火)都内にて行われ、第1試合のRIZIN MMA特別ルール62kg契約3分3RでYUSHI(HI ROLLERS ENTERTAINMENT)と対戦するZENKI(益荒男team DURGA)がインタビューに答えた。
ZENKIは幼少の頃より喧嘩に明け暮れ、ストリートでは無敗を誇ったのだという。21歳の時にABEMAの企画『亀田に勝ったら1000万円』企画で話題になった元暴走族総長・麦わらのユウタと現場が一緒になり意気投合。そこで格闘技の世界へ誘われたことがきっかけで格闘家になった。これまでに地下格闘技で試合を経験し、しばらくリングから遠ざかっていたが、RIZINのリングで久々にYUSHI相手に復帰を果たす。
個別インタビューでは初参戦ということでどんな選手かとの質問が多かった。
父が日本人で母がペルー人のハーフで、以前はトニートニーZENKIのリングネームで2016年3月27日の『THE OUTSIDER 第39戦』に参戦している(TKO負け)。この大会のメインイベントは、朝倉未来vs.RYOのタイトルマッチだった。トニー・トニーはトニー・トニー・チョッパーからとったもので、麦わらのユウタと共に『ONE PEACE』にちなんでいる。
麦わらのユウタとは現在も付き合いがあり、「練習に付き合ってもらっています」とのことで、DURGAは栃木のセキュリティーのチーム名。
格闘技は20歳から始め、地下格闘技での試合は「数えてないですけれど4~5戦くらい。益荒男では2試合くらいやりました」(THE OUTSIDER出場時は7勝1敗となっていた)とのこと。試合は3~4年ぶりで「家族が出来たから怪我をしてはいけないと思ってやめました」というが、まだ燃えるものがあり、「今まで友だちとか他の人に会った時に、格闘技やらないのって会うたびに言われていて。それが自分の中で後悔があって、今回たまたま僕に話が回ってきて、未練じゃないけれどそれを晴らすために参戦を決めました」と出場を決意。
これがプロデビュー戦となり、それをRIZINで迎えることは「嬉しい限りです」とZENKI。「自分の人生を変えるチャンスかなと思っています」と意気込む。
「YUSHI選手とは知名度が天と地ほど差があって注目を浴びると思うんですけれど、今までやってきたことを試合で出せればいいかなと思います」と言い、「YUSHI選手は朝倉未来選手と一緒に練習しているとのことで、朝倉未来選手がよく使うテイクダウンを予測しながら、それに入るようなカウンターを練習してきました」とする。YUSHIの印象については「歯が白くてカッコいいくらいですかね」と笑った。
「正直、格闘技自体久しぶりなので気持ちの面と前へ出る姿勢を見て欲しい」と気持ちの強さを見て欲しいとし、「向こうは1Rで決めにかかってくると思うので、それに対応して自分も1Rで仕留めに行こうと思います」と1Rでの決着を予告。
打撃が得意とのことだが、もしテイクダウンや寝技の攻防になっても「対処だけは余裕です」と自信を見せる。自信の得意技は「ヒザ蹴り」だと答えた。
そして「もしチャンスがもらえるならばしっかり練習して、そこからなので、しっかり練習してやっていきたいと思います」と、今後もオファーをもらえるならしっかり練習して試合に臨んでいきたいと話した。