サイクリー PRESENTS Krush-EX 2022 vol.32022年4月29日(金・祝)東京・GENスポーツパレス
▼メインイベント(第7試合)バンタム級 3分3R×小島卓也(優弥道場)判定0-3 ※23-30×3○山西 練(POWER OF DREAM)
小島はこれが6試合連続でKrush-EX出場となる選手で、前回は2月に嶋拓実にKO勝ち。戦績は3勝(1KO)4敗。山西は2021年6月にKrush-EXでデビューもKO負け、前戦は同年11月にKrush-EXで判定勝ち。戦績は1勝1敗。
1R、両者ローの蹴り合いからスタート。ジャブと右ローの小島に山西は左インローと右ロー。前に出るのは小島だが、小島が左フックを出したところへ山西が狙いすました右フックでダウンを奪う。続けて右クロスでもダウンを追加する山西。
2R、小島が山西をコーナーへ詰めての打ち合いに行ったところで山西が右カウンターでダウンをさらに追加。小島は左ミドルを蹴り、左右の連打を繰り出すが、山西はしっかり見てアームブロックでパンチを防御。終盤には右フックでグラつかせた。
3R、ボディを攻める小島は打ち合いに行くが逆に右フックでダウンを奪われる。ダメージを感じさせない小島は前へ出てジャブ、右ストレートで攻め続けるが、山西は右ハイ、三日月蹴りと下がりながらもしっかりと蹴りを当てていく。小島はボディ打ちとワンツーで前へ出て山西にロープを背負わせるも逆転はならず。ジャッジ三者とも30-23という大差で山西が2勝目をあげた。
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▼セミファイナル(第6試合)フェザー級 3分3R○鈴木翔大(澁谷会/TEAM KAITO)反則勝ち 3R×浩志(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
鈴木は2月のKrush-EXでプロデビューして判定勝ち、今回が 2戦目となる。浩志は2戦して2勝で今回がK-1 JAPAN GROUP初参戦。共に18歳同士の対決となった。
1R、リングサイドの大応援団が異常な盛り上がりを見せる中、ゴングと同時に飛びヒザ蹴りを繰り出すサウスポーの鈴木。前蹴りを駆使して左ストレートも。対する浩志はカーフを蹴って左右連打で積極的に前へ出る。左右に構えを変える鈴木は前蹴りとストレート、浩志が前へ出てくるとヒザを合わせる。浩志のローブローで試合は一時中断。再開後、浩志は右ストレート&左フックで積極的に前へ出る。
2R、ミドルと前蹴りをどんどん蹴る鈴木に浩志はパンチを当てようと前に出る。鈴木が組んでくると浩志のヒザがローブローとなって試合は中断。長い中断となり浩志にはイエローカード。再開後、鈴木はオーソドックスに構えての右ストレート、サウスポーに構えての三日月蹴りを放つが、浩志はものともせず前に出てパンチを当てに行く。打ち合いになると浩志が左右フックでヒットを奪った。浩志のカーフで鈴木の足が流れる。
3Rも蹴りを放つ鈴木に浩志はものともせず前へ出て左右フックを打つ。鈴木が組みに行ったところでまたも浩志のヒザがローブローとなって試合は中断に。しばらくしたところでレフェリーは試合終了を宣言。浩志の下腹部への攻撃は偶発性だが前のラウンドで注意をとっているため浩志の反則負けとなることが告げられた。
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▼第5試合 バンタム級 3分3R×保井広輝(WARRIOR OSAKA)判定0-3 ※26-30×3○瑞貴(キックボクシングジム3K)
保井は2勝(1KO)1分の19歳、瑞貴は第24回・第27回・第30回とK-1アマチュアチャレンジAクラス -55kg優勝の実績を持ち、2月にプロデビューするもTKO負け。今回が2戦目となる。
1R、瑞貴はサウスポー。序盤は保井の左ミドルと瑞貴の左ローの蹴り合いとなり、顔面前蹴りを当てた保井が前へ出る。しかし、右ストレートが当たった直後に瑞貴が右フックでダウンを奪う。保井はダメージを感じさせず蹴り主体で組み立てていき、瑞貴はパンチ主体。
2Rは瑞貴がインロー&ミドルで距離をとった戦い。保井も右カーフを蹴っていく。両者とも相手の蹴ってくるところをパンチで狙い、蹴りからパンチへとつなげていく。
3Rが始まってすぐの打ち合いになると保井が右ストレートをヒットさせるが、瑞貴は下がらず左右フックを振り回し、右フックでダウンを奪う。その後も保井は右ストレートと右フックで逆転を狙っていくが、瑞貴は左ミドルも駆使して逆転を許さず、判定3-0で勝利した。
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▼第4試合 スーパー・フェザー級 3分3R×翁長正吾(ウィラサクレック・フェアテックス西川口)KO 1R 2分58秒○松本和樹(T-GYM)
翁長は2021年4月のKrush-EXでプロデビューするも黒星スタート、11月には初勝利をあげて今回が3戦目。松本はこれがデビュー戦となる25歳。
1R、翁長が鋭い右ミドルを次々と決めていき、サウスポーの松本はカーフとローを返す。翁長が右ストレートで前へ出て松本にロープを背負わせるが、松本が逆転の左フックでダウンを奪う。
立ち上がった翁長もすぐに打ち合いへ行くが、松本が打ち合いでの左フックでダウンを追加。残り時間が少なくてもラッシュをかけて仕留めに行った松本が、身体ごと行くような左ストレートで3度目のダウンを奪い、見事なKO勝ちで会場を温めた。
勝利のダンスを踊った松本は「山口から来ました。ここまで来るのにキツくて大変だったけれどジム仲間や家族がいるおかげでK-1 JAPAN GROUPに参戦することが出来ました。僕、インスタとTwitterのフォロワーがいないのでフォローお願いします」とアピール。何度も勝利の雄叫びをあげた。
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▼第3試合 スーパー・フェザー級 3分3R○髙口賢史郎(K-1ジム五反田チームキングス)判定3-0 ※30-29、30-29、29-28×安 晟太(サクシードジム team EXCEED/K-1カレッジ2021 -60kg王者)
髙口は2019年12月にプロデビューしたがここまで5連敗。対する安はK-1カレッジ2021 -60kg優勝の実績を持ち、今回がプロデビュー。
2Rに右フックをヒットさせてロープ際に追い詰めた髙口。3Rは安がバックハンドブローや蹴りを前に出る髙口へ繰り出してパンチを当てさせなかったが、髙口が前へ出続けて判定3-0で6戦目での嬉しい初勝利をあげた。
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▼第2試合 フライ級 3分3R×西槇隼汰(POWER OF DREAM)判定0-3○YASSY(K-1 GYM HIKARIMACHI TEAM BEAST)
▼第1試合 スーパー・バンタム級 3分3R×薮崎 陸(勇心館)判定0-3○堀井海飛(空手道柔拳)