2019年6月30日(日)東京・両国国技館で開催される『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント~』。
同大会のフェザー級スーパーファイト3分3R延長1Rで、小澤海斗(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)と対戦する鷹大(WSRフェアテックス西川口)が10日(月)都内所属ジムにて公開練習を行った。
鷹大は2分間のミット打ちでパンチと左右ミドルキックを中心に披露。自分の距離を保った状態で、攻撃を打ち込んでいった。「疲れが溜まってきているが、だいぶいい感じで当日は100%に仕上げられそうです」と順調に仕上がっている様子。
ウィラサクレックジムの日本人選手では初の新生K-1参戦となり、「反響がデカいですね。日本人初ということで期待もデカいし、相手が相手なので反響がありました。小澤選手もプレッシャーは強いでしょうが、僕も強い。大会も大きいし、K-1のブランド名がある。ムエタイを知らない人もK-1は知っていて、見に来たいという新規の人がけっこう増えました」と、周囲からの期待も大きい。
対戦する小澤については「ジムを移籍してファイトスタイルがガラッと変わった。知的に戦っている。勝つことが大事と言っていたので、手堅く来るんじゃないかなと予想していますが、果たしてどう来るか」と、以前とはスタイルが違うことを指摘。
それを踏まえて「インパクトを残すのは大事。試合が決まった時はSNSを見ても『誰だこいつ』『小澤の相手誰?』だったので、インパクトを残さないといけない。前回のKO勝ちで手応えはつかんできたので、あとは会場が大きいので周りに飲まれないように」と、印象に残る試合をするつもりだ。
小澤からは会見で「「誰だよこいつ、って感じなんですけれど」「黙ってろ、カス!」との挑発を受けたが、「あれを会長がずっと根に持っていて。あの会見でジムの人も『なんですか、あの会見は。絶対にやっちゃってください』と言われたり。小澤選手があんなこと言うから、頑張るしかないですよ」と、本人よりも周りの怒りに煽られる形になったという。
練習内容はムエタイからK-1用に完全にシフトチェンジ。「もう全然違います。ヒジ打ち、首相撲はないし、距離感が違う。先生と話し合ってミットの距離も変えてやっています。タイ人の先生が研究してくれています」と言い、「K-1選手はミドルキックに慣れていない、蹴りに慣れてないと思います。ゴンナパーやゲーオの試合を見てもそうですが、蹴りで腕を壊していますよね。蹴りはムエタイの方が凄いし、蹴りのキャッチが反則となっているのも大きいです」と、K-1とムエタイの違いを話した。
すると、ムエタイのミドルキックで鷹大も小澤の腕を蹴り壊すのかと聞かれると「自分は股関節が硬くてミドル、ハイキックができないので練習中です。ムエタイから来ているので多少はミドルを見せないといけませんね。ストレッチを多めにして練習中です。そこも注目してください」と、ミドルキックは苦手だと言って笑った。