今回はトータル的に成長した姿を見せられる
今回、リングで戦う『LANDMARK vol.3』では、地下格闘技出身のファイターZENKI(益荒男teamDURGA)と対戦する。
対戦相手の印象を「“街の不良”みたいな感じですね。まあ、でも対戦相手からのコメントも謙虚な感じだったので、いい試合が出来ればなと思います。あまり対戦相手の印象は無いです」と言いながらも、試合映像もチェック済みで、「そんなに強そうじゃない、ミスらなければ勝てるかなと。打撃は上手そうな選手だなって」と分析。
試合展開を「相手は背が高くて、組んでヒザとかをやってきそうな感じなので、しっかり距離を取って、まずは打撃で見せられたらなと。隙があればグラウンドに持っていって、そこでも練習の成果を見せられたらなと思います」と予想する。
「成長したところを見せたい」のは、MMAとして、全局面での戦い方だ。
「前回、グラウンドのディフェンスがまったく出来ていなかったので、そこを結構強化してきて、耳がちょっと真っ赤に(沸いて)なってきて血が溜まってきたので、ヤバいなと。打撃も並行して練習しているので、今回はトータル的に成長した姿を絶対に見せられると思うので、ほんとうに楽しみにしていてほしいし、自分でもちょっと楽しみです。やっと試合だなって」
公開練習では、跳びヒザ蹴りや後ろ蹴りもシャープな動きのなかで見せた。
「ああいうのでフィニッシュでできたら、ヒーローみたいになれるかなって。RIZINに出てから、小さい子から『一緒に写真を撮って』と言われる事が多くなって。子供に好かれることはすごいことだよ、と先輩方にも言われて。僕自身が魔裟斗さんに憧れていたので、今度は自分が憧れられる側になりたい」という。
伝えたいのは「努力したら、結果はついてくる」ということ。
「努力して諦めずに戦うこと。前回戦った時、諦めないで戦うことが評価されたと思うので。でもああいう結果になって、実力はまだ全然出せていない。戦っている姿を見せて、勝って小さい子が『かっこいい』『ああいう風になりたい』って思ってもらえる選手になりたいです」と、自身が思い描くヒーロー像を語る。
大晦日のRIZIN後は、「どこに行っても『RIZIN見ました』『次はいつ試合ですか』『応援してます』とか、そんな声ばかりかけられるようになったので、すごいなと。それまでもSNSで発信していましたけど、全然、声をかけられる頻度が替わりましたね」と知名度が急激に高まったという。
この日の練習でも、マンチェスター・ユナイテッドのユニフォームを着用。「サッカーのユニフォームは自分のテンションを上げるためにカッコいい服を着ているだけです。クリスティアーノ・ロナウドの存在は憧れですね」と、魅せることにこだわる。
またデカい大会に「こいつが必要だな」と思ってもらえるよう
観客限定で配信中心の『LANDMARK』に向け、「入場とかにもこだわってるつもりなので、できれば花道長くて観客もいた方がテンション上がるなと思ったんですけど、前回、負けといてそんなエラそうなことは言えないんで、LANDMARKにオファーがかかったんで、まずはここで1勝して、またデカい大会に“こいつが必要だな”と思ってもらえるような存在を見せつけるときなのかなと思っています」と、試合内容とともに、存在感を示したいという。
「『入場楽しみにしています』のコメントが来すぎてプレッシャーになっているんですけど(笑)、会場が小さくてもこんな風に見せられるんだよというところを──どんなときにも魅せられるのがスターだと思うので──僕はちょっと考えてやっていますね。新しく入場曲も変えて、“今回はどんな感じなんだろう?”という観客のワクワク感を誘えたらいかなという狙いですね」と、こだわりの入場も予告した。
きらりと光る歯のホワイトニングも「バッチリです(笑)。月1回、姉のクリニックに行ってます」。ネイルも磨き、「毎月するんですけど、試合のときは怒られちゃうので、明日、取りにいきます」と、櫻遊志からYUSHIとしてリングに向かう。
好きな言葉は「人生一回」。
「なにか選択肢で悩んだときに、ここで後悔したくない。“人生一回”だし、自分でこれはやっておいた方がいいと思う選択を取ることが多いので、そういう風に自分にいい聞かせることが多いです」と、後悔しない生き方をしたいという。
ホストクラブやスポーツジム、アパレルブランドなども持つYUSHIのファイターとしての本気度が問われる2戦目。
今回の『LANDMARK』のジョーカー的な存在のYUSHIは、「この間は、試合で自分の良い所を見せられなかったので、成長した姿を見せて、応援してくれる人を喜ばせたいです。5月5日はスカッとしたKO勝ちで、絶対にみんなをスッキリさせるので、応援してください。よろしくお願いします!」と、笑顔で白い歯を輝かせた。