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インタビュー

【RIZIN】YUSHI、三浦孝太と「一緒に勝ち上がって行こうぜ」、朝倉未来との朝練習は「意地で通った部分もある」=5月5日(木・祝)『LANDMARK vol.3』

2022/04/26 21:04
【RIZIN】YUSHI、三浦孝太と「一緒に勝ち上がって行こうぜ」、朝倉未来との朝練習は「意地で通った部分もある」=5月5日(木・祝)『LANDMARK vol.3』

(C)YUSHI

 2022年5月5日(木・祝)に都内(会場非公開)で開催される『RIZIN LANDMARK vol.3』で、ZENKI(益荒男teamDURGA)とRIZIN MMA特別ルール 62.0kg戦(3分3R)で対戦するYUSHI(Potencial GYM)が4月26日、トライフォース赤坂で公開練習を行った。

 ミット打ちでは、ワンツー、ミドルキックのほかに、オーソドックス構えから、跳びヒザ蹴りや後ろ蹴りなど、大技も披露。「魅せる格闘家として、ああいう技も織り交ぜていければいいなと。実際、対峙するのは本気の相手なので、どこで出せるか分からないですけど、ああいう技で決めたり、見てる人を楽しませられたらと思っています」と、笑顔を見せた。

 アマチュアキックからプロMMAデビュー戦となった前回の大晦日のRIZINでは、“キングカズJr”三浦孝太と対戦し、1R、サッカーキックから右ストレートを浴びてTKO負け。

「正直、何も出していない、一番最初にカーフキックをもらってしまってめちゃめちゃ効いてしまって、かなり焦ってしまって。そこの部分だったり、グラウンドのディフェンス技術があまりやってこなかったんで、耐えることしか出来なかった。ディフェンス技術をもっとやっておけば良かったなと思いました。出したいことが出せなかった、自分の準備不足はありましたけど、単純に孝太くん、強かったなと思ったので、もっとそもそもの実力をつけなきゃな、という感じです。正直、全然、何も見せてなかったなって」と、敗因を語る。

 そして、5月5日『RIZIN LANDMARK vol.3』の出場が決定。

「年末が終わってからずっと練習をしていたので、準備期間はあったと思うんですけど、試合のオファーがあったのは2、3週間前だったので、まあ急ではあるけど、一応いつ試合をしても出来るように準備はしてきたつもりなので、やっと試合が決まってよかったなという印象です」と、心待ちにしていた2戦目を語る。

朝倉未来とマンツーマン練習、朝のプロ練習にも参加

 ボクシングジムとパーソナルトレーニング、そして「ここ2カ月くらいはトライフォース赤坂での朝練習、最近はBRAVEジムで宮田(和幸)さんから直に教わっています」というYUSHI。

「ちょうど昨日のトライフォース赤坂での朝練習で、8時くらいに来たら、朝倉未来選手が来て、2人っきりで、“あれ? これは2人っきりか”と思って(笑)、2人っきりで練習させてもらって、スパーリングから、まあ結構しっかりやられましたけど、でもその中で“もっとこういう方にした方がいい”とか、日本のトップ選手から、1対1でこうして直接教えてもらう環境はほかに無いと思うので、“すごい幸せなことだな”と思いながら、キツい練習に耐えていましたね」と、マンツーマンの練習もあったことを明かす。

 フルケージの中で行われる赤坂の朝練習には、所属のプロファイターのほか、上迫博仁や箕輪ひろばらトッププロが出稽古に訪れることも多く、「最初はキツかった。みんな朝練習に来ている選手はプロの選手で強いので、洗礼を受けたというか……毎日ぶっ飛ばされて苦しくて、『痛い』って言いたいんですけど、試合になったらそんなこと言えないし、練習している人たちもそんなんで止まるような人たちじゃないし、“やらなきゃやられる”みたいな気分でやっています。みんな一応、手は抜いてくれているとは思いますけど、“こんなに激しくやるんだ”と思うくらい」と、タフな環境に心が折れそうになったが、「未来選手とコラボさせてもらって、『通わせてもらってもいいですか』と自分から言ったので、そんなことで音を上げてたらカッコ悪いなと思って、ちょっと意地で通っていた部分はあります」と、食らいついて練習してきたという。

 朝倉未来にセコンドを? の問いには「さすがにそれはまだお願い出来ないです」というYUSHIだが、朝倉からは作戦を授かっていることを明かす。

「未来選手にもトライフォース赤坂のコーチにも教えてもらったり、あまり言いたくないですけど、いろいろ作戦を考えながら、“いま出来ることはこういうことだからこれで行こう”と作戦を立ててやっていますね」

三浦孝太との再戦も「全然、僕はやりたい」

 そして、BRAVEでの宮田教室では、グラップリングを基礎から学んでいる。大晦日の対戦相手の三浦孝太との2ショットも公開したYUSHIだが、「まだ4回目で三浦選手とは練習したことはないです」という。

 大晦日に続き、同じ大会に出場となる三浦について、「今回、試合決めた理由の一つに、三浦孝太くんが出てくるということが大きくて。初めての大きな舞台で戦って、僕は負けましたけど、いろんなファンがついたり、あの試合のことを良かったと言ってくれる人がいたということは、相手が三浦孝太くんだったからと自分では思っているので、お互い初戦だったから、『これからもいい関係で一緒に勝ち上がって行こうぜ』みたいな。結構、年齢も上なので、いい兄貴分として、教えられることは教えて、彼のポテンシャルの高さから僕も学ぶことがあって、お互いに成長しあえるようないい関係でいたいな、と僕は勝手に思ってますね」と、互いに上を目指すライバルとしてとらえていると語る。

 再戦については、「全然、僕はやりたいですね。負けている側なので。孝太くんは『もうやらない』って言ってましたけど(笑)。実際、階級も変わってきちゃうと思うので、なかなか実現は難しいとは思いますけど、悔しいは悔しいんで。でも、彼の人間性とかが好きなんで、本気で殴るのは嫌ですけど、試合となったら、スポーツとしてアリなのかなとは思います」と、ともに勝ち上がって、いつかリベンジしたい気持ちもあることを語った。

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