ミックスは「対応できない選手」を極めている(堀口)
岡田の証言通り、ミックスを完封したのは、2020年9月にBellator世界バンタム級王座決定戦でミックスに5R判定勝ちしたフアン・アーチュレッタだ。
ミックスのバックからのチョークを防御し、ギロチンチョークにも前転してのスクランブルで脱出すると、逆にレスリングでバックを奪い返すなど、サブミッションを完封。スタンドでミックスを削って消耗させ、勝利している。
堀口は本誌の取材に、ミックスの極め率の高さについて、「もちろん上手い。でも対応できない選手を極めてきているだけじゃないのかなと。現にアーチュレッタ相手にはああなった」と、サブミッションに「対応する」自信を見せている。
得意の打撃についても、「ミックスはちょこちょこは打ってくる。身長があるから顔にはあまりもらわないけど、強いて言えば打撃の対応ができていない」と、アーチュレッタのボディ打ちを何度も被弾したミックスの打撃に穴があるとした。
そして、5R制の試合についても、「ミックスは後半になるにつれて動きが悪くなる面があるんで、そこも考慮して計画に入れていますね」と長期戦も視野に入れていることを語る。
一方でミックスも、打撃巧者の堀口について、「感情的に追い回すようなことをしない。彼は間合いのコントロールがすごく上手いし、そこからの動きに長けている。そして打撃の威力が高い。何人もの選手をKOしたパワーを持っている。そういうことを意識していけば、いい結果を得ることが出来ると思う」と、伝統派空手とボクシングを融合させた堀口の打撃を警戒。直近の2試合を3Rで極めたセットアップのチャンスを作ることも想定している。
一方で、アーチュレッタから初回でバックを奪ったように、触ってからリストコントロールして足をかけて4の字に組むセットの速さはスピーディーだ。
ミックスは、「僕は最速でホリグチを極めた選手となると信じている。これまで彼を極めたことがあるのはデメトリアス・ジョンソンだけ。彼は5R4分59秒でフィニッシュした。僕は2R以内で極めてみせるよ」と、堀口からの一本勝ちに自信を見せている。
しかし、2021年12月のセルジオ・ペティスとの王座戦で、4Rのハイキックからのバックフィストに沈むまでは試合を制していた堀口は、今回の再起戦でのミックスとの戦いに向け、付け入る隙を与えないつもりだ。
「こっちが劣勢になるようなチャンスを与えないようにはしたいです。前回不甲斐ない負け方をしちゃったんで、今回しっかり勝っていきたいですね。GPの1回戦なんで、優勝を目指して頑張っていきます」──堀口恭司の4カ月ぶりの再起戦は、本日24日にU-NEXTで配信されるメインカードの第1試合目(2試合目に変動の可能性あり)にラインナップされている。
🔥放送開始🔥#Bellator279 サイボーグvs.ブレンコウ
— U-NEXT 格闘技 公式 (@UNEXT_fight) April 24, 2022
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❶プレリム 9:30am~
❷メイン 11:30am〜
CH1:日本語解説版
🎙実況 #市川勝也 #中野玄
🎙解説 #川尻達也
🎙ゲスト #太田博久
CH2:𝙴𝚗𝚐𝚕𝚒𝚜𝚑
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