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2022年4月17日(日)東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナにて、『RIZIN.35』が行われた。
メインイベントでは、「RIZINライト級(71kg)タイトルマッチ」として、王者のホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)に、ジョニー・ケース(米国)が挑戦。両者は2019年10月の「RIZINライト級トーナメント 1回戦」で対戦し、この時はケースが1R 右アッパーでサトシを降している。
試合は、プロボクシングでも3連勝中のケースを相手に、サトシがMMAの打撃で立ちあい、右オーバーハンドをヒット。ダブルレッグからバックを奪い、前方に落ちながら後ろ三角→横三角から腕十字を極め、1R 3分32秒、ケースからタップを奪い、勝利。2度目の王座防衛に成功した。
リング上でサトシは、「たくさんの方に信じてもらえなかったかもしれないけど、勝てて嬉しいです。僕をイラつかせたのが、彼が『僕がハートが無い』と言ったことです。それはほんとうではないです」と、打撃を受けて心が折れた前戦から、スタンドでも立ち会う心と技を磨いてきたことを語った。
続けて、「日本のMMAをもっと盛り上げていきたいですし、RIZINの力をもっと見せたいです。これからもっと練習して、もっと強くなる。Bellatorのベルトも獲りたいから、もっと頑張ります!」と、あらためてBellatorとのWチャンピオンを目指すことを宣言した。
その後の試合後会見で、サトシは公開計量時に「足が震えるほど緊張していた」ことや、3大王座戦のメインまでの2試合が、リヴェンジ側が敗れていたことが気にならなかったこと。さらに、フィニッシュのバックテイクから三角絞め、腕十字のバリエーションが様々にあること、そして、Bellatorのライト級王者パトリッキー・フレイレとの対戦の時期などを、率直に語っている。
通常の腕十字やリアネイキドチョークが、MMAのなかで極めにくくなっている現在における、後ろ三角に固めてのサトシの腕十字でのフィニッシュ。UFCで4勝2敗と大きく勝ち越しているケースを相手にサトシはいかに戦ったか。RIZINライト級初代王者、ホベルト・サトシ・ソウザとの一問一答の全文は、以下の通りだ。