中島「ケラモフの組みの強さは最初だけ。後半は絶対に僕のスタミナが上回る」
──中島選手、ケラモフ戦が決まったときの心境は? 嬉しかったなど。
中島 そうですね。強い選手だと思うので、決まったときはすごく嬉しかったです。
──「自分の強いところで戦う」というなかで立ち技を挙げていましたが、ケラモフのあの頭を下げて打って来て、しつこく組んでくる、あの組みをどのように考えていますか。
中島 ケラモフ選手、組みが強いと思うんですけど……たぶん最初だけだと思うんです。後半になってくると、絶対に僕のスタミナが上回ってくると思うので、最初やられていたとしても、最後まで行けば勝てると考えています。
──反則してくる相手への対策はいかがでしょうか。
中島 まあ、そのロープを掴んじゃったり、パンツを掴んだり、結構グレーなんで、そこを気にしてもしょうがないなと思っています。
金原 「グレー」じゃないでしょ。「アウト」でしょ(苦笑)。
矢地 そこはね、RIZINさんの方でしっかり裁いてもらって。
中島 そこはしっかり(レフェリーが反則を)取ってくれればいいですけどね。
金原 ジャッジ批判すると取ってくれないかも(笑)。
矢地 まあ、そういう心意気でね。それでも上回るということですよね?
中島 そうです!
──PANCRASEのチャンピオン(バンタム級暫定王者)としてどんな試合を見せたいでしょうか(※RIZINではフェザー級で参戦)。
中島 チャンピオンになったからには、簡単に負けてはいられないので、ちゃんと自分の強さを発揮して、ケラモフ選手に勝ちたいですね。
──それぞれ3選手ともにロータス世田谷で練習・出稽古していますが、それはどんな意味を持っていますか。
金原 八隅(孝平)さんとは最近に始まったことではないので、ずっと何十年も付き合いがあって、ずっとついてもらっていたので、最近になってMMAで、皆が集まるようになって、自分も練習に参加させてもらうことになって、結構一緒にいる時間が長いし信頼している部分も大きいので、「最後、自分が託せる人」は八隅会長かなと思ってお邪魔させてもらっています。
矢地 僕に関しては、いままで指導者というか、MMAを教えてくれる人がいない環境だったので、そういう意味で八隅さんがいるロータスで練習することによって、すごい学びが多いですし、あと、いままでいた“流派”とまったく別の“流派”の人たちとやるのは、すごく新鮮な技術だったり、新しい要素に触れて自分のなかに入ってきているので、すごくいい環境だなと思います。
中島 僕は八隅会長に絶対的な信頼があって、ロータスに入って、ファイトスタイルは自分なりに考えていることがあって、分からないところを八隅さんに聞いて修正しているという感じです。