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2022年4月16日(土)と17日(日)に東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナにて開催される『RIZIN TRIGGER 3rd』(16日)と『RIZIN.35』(17日)に出場する金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA9)、矢地祐介(フリー)、中島太一(ロータス世田谷)の3選手が、練習拠点とするロータス世田谷にて7日、公開練習を行った。
元UFCで、2021年10月の前戦・芦田崇宏戦で、66.0kg契約のフェザー級で復帰し、2R TKO勝利を挙げている金原は、摩嶋一整(毛利道場)と対戦。
2021年を2勝1敗と勝ち越しているライト級(71kg)の矢地は、2018年8月にKO負けしたルイス・グスタボ(ブラジル)と3年8カ月ぶりの再戦。大晦日ホベルト・サトシ・ソウザ戦の一本負けからの再起戦に臨む。
金原と矢地は、ケージ開催のTRIGGERに出場。PANCRASEバンタム級暫定王者の中島は、リング開催のナンバーシリーズ『RIZIN.35』でRIZIN初参戦。フェザー級(66kg)でヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)と対戦する。
3者ともにロータス世田谷にて、1分のマススパーリングを披露。それぞれの試合に向けて意気込みを語った。互いを知る3人のやりとりも含め、鼎談形式の全文を紹介したい。
矢地「世界とどれくらいの距離があるかを確かめる試合」
──現在のコンディションを教えてください。
中島 減量が無いのでいつも通り絶好調です。
矢地 もちろん絶好調、いつもの通り、顔色もばっちり。
金原 ちょっと体調悪いくらいです(苦笑)。普通です(笑)。
矢地 何なの? その三段落ちみたいなのは(笑)。
──今回の試合のテーマは?
中島 自分の強いところだけで戦う、です。強いところ? あんまり作戦は言いたくないのですが、ジャブだったり、ボクシングテクニックの自分の強みで戦っていきたいと思います。
矢地 自分はもうリベンジですよね。もう3年くらい前(2018年8月)にしっかりやられている相手なので、それに対するリヴェンジと、あとはやっと外国勢(来日)が解禁されて、世界とどれくらいの距離があるかを確かめる試合になるかなと思います。
金原 現状維持です。上がりもせず、下がりもせず。ちょっと家族への信頼度が低いんで、金を稼いでちょっといいもの食わせたいなくらいです。現状維持で行きます。
矢地 ベテラン……(笑)。
──金原選手、ご家族の反対があったと。いま現在の反応はいかがですか。
金原 まあ、嫁に関しては自分が会見で言ったことが、いろんな人から言われたみたいで「私はそんな人じゃない。ちゃんと釈明しろ!」と言われまして(笑)、まあ「やると決めたのなら反対しない決めたからには応援する」と言われて、「そこを訴えろ」と言われたので、そこは皆さん、大々的にお願いします(笑)。
──対戦相手の真嶋選手の評価は?
金原 すごく強い選手だと思いますけど、分からない部分の方が大きいというか、戦ってきた選手も僕とは全然違うので、もちろんその戦績だったりレコードは綺麗なんですけど、なかなか分からない部分が大きので、その意味では楽しくもある感じですかね。
──会見では「実力者同士」と言われてイラつく場面もありましたが、やはり同じに扱われたくないという思いが強いのでしょうか。
金原 すぐ怒っちゃう世代なんで、言っちゃうんですけど、ほかの人たちが会見でつまらないことを言うので、僕が悪者にならなきゃいけないっていうのも理解してもらえるとありがたいです(笑)。ねえ、矢地くん?
矢地 俺らのせい? すみません(笑)。
金原 (笑)まあ、ほんとうにやってきたことが違うので大丈夫です、信じてください。