K-1無差別級トーナメント制覇へ向けて、ミルコ(右)の指導を受ける石井(C)K-1
2022年4月3日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~K'FESTA.5』。K-1 JAPAN GROUP年間最大のビッグマッチとなる今大会は、K-1生誕の地である同会場で、1993年4月の第1回大会で行われたのと同じく「無差別級トーナメント」が開催される。
トーナメントに出場する石井慧(クロアチア/チーム・クロコップ)が、クロアチアでミルコとトレーニングに励む様子がK-1公式YouTubeチャンネルにて公開された。
「アンディ。フグ選手とかが出てる時から見てましたからね。その時のK-1の選手、身体も凄かったじゃないですか。ヘビー級でムキムキだったじゃないですか。ああいうのを見てて『うわぁ、カッコいいな』と。それで腹筋割りたくて小さい時にずっと腹筋やってましたけれどね」と、K-1ファイターに憧れていたという石井。
ミルコの持つミットにパンチを打ち込む映像の後、「同じサウスポーでK-1と総合格闘技両方経験しているっていう事で、総合格闘家から見てK-1の戦い方を両方の視点から教えてもらえるので、そういうところでも本当にありがたいですね」と、コーチであるミルコについて話す。
動画にはミルコのインタビューも収録されており「慧は素晴らしいファイターです。肉体的にも精神的にも本当に強い。慧は頑張り屋で毎日凄く粘り強く練習しています。彼と練習する事を私自身も楽しんでいます」と、石井を評する。
石井はK-1で2戦して2勝。ミルコは「彼はK-1ルールでよくやっていると思います。試合をする度に彼は成長しています。次の舞台に向けていい仕上がりに出来ています」と、その成長ぶりを認める。
今回の無差別級トーナメント出場について、石井は「興奮しましたし、トーナメントは自分自身の挑戦だと思っているので、やっぱり優勝したいなと思いました。ミルコからもアドバイスをもらっていまして、それを胸に頑張っていきたいと思います。『K-1はチェスのように考えて、組み立てていかないといけない』というアドバイスをもらいました」と、ミルコらしい言葉のアドバイスをもらったという。
そしてミルコは「トーナメントは真のチャレンジの舞台です。彼が優勝できると信じています。時の運も必要ですし、怪我をしないことも大事ですが、いま彼は凄くいい状態に仕上がっています」と、石井が優勝することを信じていると語った。
この動画には石井と1回戦で対戦する実方宏介(真樹ジムAICHI)のインタビューも収録され、「石井選手は穴だらけ」と勝利に絶対の自信があると話している。