いい形で波を作って樹生や他の選手につなげていきたい(伊藤)
一方、伊藤は「体調もいいし怪我もないので、いつも通りベストコンディションですね」と言い、2021年10月の『+WEED presents RIZIN LANDMARK vol.1』を新型コロナウイルス陽性のため欠場となってしまったことに関して「今回出場できて嬉しいという素直な気持ちと、前回残念な結果で試合する以前に出られなくなってしまったので。気持ちを切り替えてまた出られるということで、しっかり自分なりにけじめはつけたいです。悲しませた分はしっかり喜ばせたいなというのが今の気持ちですね」との心境を話す。
同じBRAVE GYMから竿本樹生が3月20日(日)丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)で開催される『RIZIN.34』への出場が決まった。これに伊藤は「もちろん今年になって自分が今回のRIZIN出場で一発目の出場になるので、いい形で波を作って樹生とか他の選手につなげていきたいというのが今の気持ちです」と、自分が勝利してBRAVE GYMにいい流れを作りたいとした。
魚井の印象は「一発もあるし、危険な相手だと思う。その分、自分と噛み合うのかなっていうのが、話しをいただいた時に思った感想なのでいい試合になると思いますね」と、危険な相手だからこそ噛み合いそうとの予感があるようだ。魚井が前回TKO勝ちした獅庵とも対戦経験があり、「1Rで終わるとは思わなかった。でも、獅庵選手もミスしたのかなって感じも見えたので、チャンスを作らせちゃったのかなと思いましたね。その一発だけ気を付ければそういう結果にはならないわけだから、同じ結果にはならないかなと思いましたね」と、同じ轍は踏まないという。
しかし、その一発を警戒した試合をするのかと思いきや「打撃戦ですかね。バチバチの一発当たれば倒れるか倒れないかの試合になると思うので、そういうのを見せたいですね」と、むしろ打撃戦を挑みたいと言い放つ。「一応プランをいくつか立てて来て、武器もしっかり用意してきたので。それをしっかり試合で出すように作戦通り遂行していきたい。試合は毎回流れになるので、試すところは試して試合を作っていけたらと思います」とする。
前戦の手塚戦での完敗については「イメージと作り方の中で感覚の部分でもミスした部分があったので、今回はいろいろやり方も考えて、練習の作り方というか持って行き方をいろいろ変えたので、そういうのは解消できたかなと思います。前回の相手は相性は最悪だったと思うので、それはしょうがないかなと思って今は切り替えて試合に向けて集中しています」と、課題を克服して今回の試合に臨むつもり。
魚井とは「相性は悪くはないと思う。いつかやるのかなって自分の中でずっと思っていたので」と対戦する機会があると考えていたという。
そして今後は何を目指していくのかを聞かれると「生き残りと言うか、61kgは選手層が厚いので。その中でも自分が生き残ってそういう強い選手と凌ぎ合えるような存在になりたいですね」と、魚井と同じくまだまだ上を目指していくと答えた。